嬶天下(鬼嫁)

痛てぇぇぇ(￣□￣;)!!

今まさに鬼が目覚めた瞬間だった…

溝うちに膝蹴りがひっとした。

びっくりした俺は固まった。

すると鬼は俺を睨み付けてこう言いはなった…

飯作って待ってたんだけど連絡ぐらい出来んじゃねーの？お前携帯持ってる意味なくね？

俺は下を向き謝った。

ごめんなさい…

鬼はまた怒りながら

謝るなら最初からすんな！

俺はすいません…と一言言った。

その日俺はめっちゃ気を使って鬼の機嫌取りをした。

鬼がタバコをくわえれば
火をすかさずつけ

喉乾いた？寒くない？
お腹はすかない？

気を使い、気を使い、
機嫌が治るように…
嫌われない様に…

何時間かすると目付きが
少しずつ優しくなって
機嫌は徐々に直っていった
寝る前にはいつもの可愛い彼女に戻って俺の腕枕で眠った。

翌日はご機嫌に朝早起きして俺の愛妻弁当を作って
朝食を作って起こしてくれた。

昨日はそうとう怒らせちゃったんだと思い反省しながら俺は朝食を食って家を出た。昼休憩俺は彼女の作った弁当を食べながら、彼女にメールをした。

お弁当ありがと(^O^)
昨日ごめんな
もうしないから…

彼女からはもういいよ！
と一言。

これでまた仲良しの二人に戻り彼女の中の鬼は眠った

それから少しずつ穏やかな日を過ごした。
朝は仕事にいき
帰って来て夕飯を食べる
休みの日は出かける。
映画やカラオケ
たまには友達を交えて遊ぶ時もある。
まるで新婚のような感じ

鬼はいい意味甘え上手、悪く言えば我儘。
だけど、俺は我儘を何故か許せてしまうほど鬼にはまって行った

そして鬼は料理がうまい

まず毎日のお弁当がうまい！それから夕飯も朝ごはんも。

と言うことはもうひとつ

料理上手は床上手(笑)

ハマる原因はそこにもあった(笑)

夜は毎晩の様にsexして
浮気性の俺は一切他の女に興味がなくなった。
どんどん鬼にはまってく

毎日ラブラブな俺らは
仕事以外離れることはなかった！二人の時間が増えて思い出も増えた。
休みの日は朝っぱらから
鬼に叩き起こされ電車で遊園地行ったり水族館に行ったりした
俺は今まで彼女はいたが
水族館とか面倒で行ったことなかったから新鮮だった

日が経つにつれ俺の髪型や服装まで鬼が決めた。
俺も満足だった。
いつもリードしてくれる鬼と過ごしてるうちにいつも強がって素直じゃなかった自分はいなくなってる様な気がした。だらしなくたって気弱だって鬼がいれば大丈夫になった。だから俺はいつも鬼の言うことは忠実に守ってた

そうすれば間違いないから失敗はしないから。