無題@あずにゃ

彼の仕事は出張が多く
月の半分は家に居ないことが
多かったため
家はほとんど私1人で住んでる状態でした

私も仕事をしていたので、
彼がいない日は
同僚と飲みにいったりしていました

ある日彼がまた出張でいない時に
私が外出してて、夜遅くに帰宅すると
彼が帰ってきてたのです

[あ、出張じゃなかったの?]と聞くと
彼は冷めた表情で
[こんな遅くまで何やってんの?]
と言ってきました

素直に同僚と飲んできたと答えると
[ふーん..俺がいない時は遊びほうけてるんだね...まあ、いいけど]

たしかに夜遅くに帰ってきた私も悪いと思う
だがそんなに毎回ではないし
家にいても淋しいだけだし
家事はちゃんとやってるし
彼がいる日はちゃんといるのに...

そんな急に冷たい態度とられても...と思いつつ、とりあえずここは謝っとくべきだ!!

[ごめんねっ]

[いや、だから別にいいって]

明らかに怒っていた
彼は態度にすぐでるのでわかりやすかった

気まずさから逃げ出すため
無言のままお風呂へと向かった

しばらくして私が風呂からあがると
彼はもうベッドで眠っていた

なにか仕事で嫌なことあったのかなー
とか、疲れて当たっちゃったのかなとか考えながら彼のベッドに入り込んだ

彼はピクリとも動かず熟睡していた

次の日の朝
朝一でご飯の準備をし
彼を起こした

[おーい、起きてー!!ご飯だよー]

[...]
彼はむくっと立ち上がり無言でご飯を食べ始めた

すると、[ご飯これだけ?]と言ってきた
いつもは言わない台詞
[え、少ない??]

量はいつもどおりなのに...