生きてる意味

苦痛にまみれた世界
生きる意味なんてあるのか

病歴
アトピー性皮膚炎、汗疹、喘息、アレルギー性鼻炎、胃潰瘍

私は病弱だ

生まれつきアトピー性皮膚炎、喘息、アレルギー性鼻炎があり更には胃腸まで弱く病院なんてのは慣れ親しんだ場所だった

小さい頃はよく呼吸困難に陥ってた

そんな病弱な私でも普通の幼稚園、小学校には入学出来た
中学まではそれほど悩みもなかった

思うのは周りに比べて何で自分がこんなに傷だらけなのかって事くらい
それも日常生活では支障を来さない程度だったから気にもしなかった

中学に入り１年間は普通に過ごした
それなりに友達も居てどこにでもいる中学１年だったと思う

大きな変化があったのは中学２年からだった

まず急に食欲がなくなった
体調を崩してる訳でも熱がある訳でもなくただ食べたくない
成長期のこの時期、食べなくちゃいけないと思うが胃が受け付けない
無理矢理食べよーとしても吐き気しかしなかった

理由がわからない
そんな日が数ヶ月続いたある日、１人の男性(Ｍさん)と知り合う事になる
両親が外でアトピーの私の話をしていた時に声をかけられたらしい
Ｍさんもアトピー性皮膚炎患者だという

Ｍさんは私に色んな話をして来た
自分もアトピー性皮膚炎患者である事、昔はかなりひどかったが今は全然症状が出てない事、どのような治療法を使ったのか…

正直私には疑いしかなかった

まぁ両親が連れてきただけの得体の知れない男をいきなり信じろと言う方が無理があるのかも知れない
ただ両親は少なからず信頼してたみたいだ

その理由がＭさんの話の中でわかる事になる

その理由は２つあった

１つは昔のＭさんの顔つき写真
今、目の前に居るＭさんと写真の同じ部分を見せてもらったが確かに全然違う
昔の写真は傷だらけで赤くなっていた

もう１つはＭさんがおもむろに取り出したペットボトルに入った水だった

Ｍさんは２つのコップと少量の米を用意する様言った
１つのコップには水道水を入れて
そして持ってきた空の方のコップにＭさんが持ってきた水を入れる
そして２種類の水の中に米を同じくらい入れた

するとＭさんが持ってきた水の方がみるみる内に黄色に染まる

その後Ｍさんはこう言った