心から好きな人
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#95 [智紗]
智紗「…いるよ」
智紗は正直に言った。
ここで嘘をついても仕方ないっておもったから。
ハヤ「…そっか…」
智紗「ハヤは?」
ハヤ「…いないよ。」
意外な答えだった。もぅいるものだと思っていた。
ハヤ「智紗と別れてから気付いたんだ。智紗に傍にいてほしいって。
いなくなってから気付いたんだよ。」
:07/01/23 20:50
:N902iS
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#96 [智紗]
言われて世界の音が消えた気がした。
智紗「え?どゅこと?」
思わず聞き返してしまった。
ハヤ「だから、智紗を忘れらんない」
まさかと思った。
ずっと引きずってて、でもあきらめなきゃいけなくて、ずっとくるしぃ思いをしてた。
ひろへの気持ちを確かなものにしたのに……
:07/01/24 01:01
:N902iS
:d1CJMHnc
#97 [智紗]
智紗「…おそぃよ。」
ハヤ「…ぅん」
智紗「私はずっとハヤを思ってた。でもあきらめなきゃって。
ハヤが私を思ってたなんて知らないよ。わかんなぃもん。言われなきゃわかんない!
なんで…………」
智紗は泣きそうになりながら話した。
ハヤ「……ごめん。今更だよな。」
:07/01/24 01:08
:N902iS
:d1CJMHnc
#98 [智紗]
智紗「なんでもっと早く言ってくれなかったの?
なんで今更そんなこと言うの?」
ハヤ「…ごめん」
智紗「…ごめん。」
ハヤ「…彼氏がいるんだもんな、迷惑だよな。…困らせてごめん。」
顔なんて見れなかった。
智紗「…」
:07/01/24 01:15
:N902iS
:d1CJMHnc
#99 [智紗]
少しの沈黙。
お互い何も話さなかった。
ハヤ「…帰るゎ」
沈黙を破ったのはハヤだった。
立ったハヤに慌てて立つ智紗。
懐かしい身長差に笑うハヤ。
ハヤ「ちっさいね

そんなとこも好きだよ。でも安心してよ。邪魔しようなんて思ってないし。ただ伝えたかったんだ。あわよくばまた付き合えたらって思ってただけ

」
懐かしいやんちゃな笑顔でハヤは笑った。
「「ばいばい」」
:07/01/24 01:21
:N902iS
:d1CJMHnc
#100 [智紗]
お互いに背を向けて歩く。
智紗(絶対ふりむいちゃいけない。私にはひろがいる。もぅハヤへの気持ちはないんだから)
必死で自分に言い聞かせて、車に向かう。
車の中でひろに

した。
出るまでのコールが落ち着かなくて、おもわずタバコに火を点ける。
智紗(早く出て)
泣きそうだった
:07/01/24 01:25
:N902iS
:d1CJMHnc
#101 [智紗]
ひろ「もしもし」
何回目かのコールでひろが出た。
でも泣き言なんか言いたくなくて、無理に明るく話す。
智紗「あ、ひろ?今から帰るよぉ

なにしてるん?」
ひろ「家にいるよぉ

遊び行くかぁ?」
智紗「えー?明日仕事わぁ?」
話ながら智紗の目には涙があふれてた。
なんの涙かわからないけど
流れてく涙をばれないように話していた
:07/01/24 18:33
:N902iS
:d1CJMHnc
#102 [智紗]
ひろ「…なんかあった?」
ひろにばれないように話していたはずなのにひろはわかっていたみたい。
でも言いたくなくて嘘ついた。
智紗「なんにもなぃよぉ

」
声が震えてる気がした。
ひろ「…今どこ?」
心配そうな声でひろは聞いてくる。
智紗が運転する車は家の近くでとまっていた。
:07/01/25 20:37
:N902iS
:cD2MqINU
#103 [智紗]
智紗「…言いたくない」
ひろに見られたくなかった。
智紗「ごめん。」
ひろ「……どこにいんの?」
ひろの言葉を最後まで聞かず、智紗は

を切った。
家には帰らず一人である場所へと向かった。
:07/01/25 20:41
:N902iS
:cD2MqINU
#104 [智紗]
智紗のお気に入りの場所。
星がすごいきれいなとこで一人で考えたいことやつらいときにいつも来ていた。
智紗は空を見上げて涙を流した。
小さなベンチに座って一人で泣いてた。
智紗(なんで…どぅして今更…ハヤ…ひろ…)
智紗にとってどちらが大切なのか、わかっているはずだった。
ひろが大事。ひろしかいらない。
でもいきなりハヤが大きくなる。
ハヤの言葉を思い出す。
【智紗のことは多分友達として好きだと思う。だからこんな気持ちのまま付き合っていられない。】
:07/01/25 22:51
:N902iS
:cD2MqINU
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