心から好きな人

そんなとき気付いた新たな命

ｱﾀｼのお腹にはしんの子供がいた…

でも…別れてる。

しんには言えない…

でもこの子を殺すことはｱﾀｼにはできなかった…

親を説得して産むことをきめた

もちろんまわりは猛反対

でも…一人で育てるってきめたから…

親友は｢ばかだね｣って言ってｱﾀｼを支えてくれた…

泣いてばかりの日々にさよならを告げて、母親としての日々におわれる毎日…

誰だろ？

軽い気持ちでとった登録されてない番号…

『もしもし？』

しんだった

この時妊娠6ヵ月

お腹も目立ってきてた……
｢…しん？｣

『…そう…元気？』

｢まぁまぁかな…どうしたの？｣

『俺さ…離れてみて…智紗の気持ち必要だって…やっと気付いたんだ…』

…は？？　

あれから半年…何をいってるんだ？　

ばかじゃない？

『…もう遅いかな…』

｢…何が言いたいの？｣

『…俺と結婚しよう…お腹の子…俺の子一緒に育てさせて…』

な？なんで知ってるの？

しんの子だって…親友にしか…

親友

｢なんで…｣

気付いたら口にでてたらしくて…

『みゅさんに聞いた…』

みゅ…バカー

『…本当はすぐに…傍に行きたかったけど、その資格はなかったから…でも、ちゃんと就職して、智紗たちのこと守れるようになったから…俺と…結婚しよう』
…

わけわからなくて、返事は待ってもらった…

即効でみゅに連絡して…

『あ、やっと連絡きたんだ？まったく長すぎだってー(笑)』

笑ってるし…

みゅの話はこう

妊娠がわかって即効で連絡したらしい

でもしんは今のままじゃむかえに行けないと

んで就職して、落ち着いたから連絡がきたって

このことはゆぅやもこ、みんな知ってたらしい

親も…

ｱﾀｼがいないときに家にきて全部話してったんだとさ
だからなんかおかしかったのか

話を聞いているうちにお腹がぐるんと動いた

まるで…話を聞いていたかのように…

涙がでた…

この子(ﾅﾂｷ)ができてから出なかった涙…

心は決まっていた…