心から好きな人
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#98 [智紗]
智紗「なんでもっと早く言ってくれなかったの?
なんで今更そんなこと言うの?」

ハヤ「…ごめん」

智紗「…ごめん。」

ハヤ「…彼氏がいるんだもんな、迷惑だよな。…困らせてごめん。」

顔なんて見れなかった。

智紗「…」

⏰:07/01/24 01:15 📱:N902iS 🆔:d1CJMHnc


#99 [智紗]
少しの沈黙。

お互い何も話さなかった。

ハヤ「…帰るゎ」

沈黙を破ったのはハヤだった。
立ったハヤに慌てて立つ智紗。

懐かしい身長差に笑うハヤ。

ハヤ「ちっさいねそんなとこも好きだよ。でも安心してよ。邪魔しようなんて思ってないし。ただ伝えたかったんだ。あわよくばまた付き合えたらって思ってただけ

懐かしいやんちゃな笑顔でハヤは笑った。

「「ばいばい」」

⏰:07/01/24 01:21 📱:N902iS 🆔:d1CJMHnc


#100 [智紗]
お互いに背を向けて歩く。

智紗(絶対ふりむいちゃいけない。私にはひろがいる。もぅハヤへの気持ちはないんだから)

必死で自分に言い聞かせて、車に向かう。




車の中でひろにした。

出るまでのコールが落ち着かなくて、おもわずタバコに火を点ける。

智紗(早く出て)

泣きそうだった

⏰:07/01/24 01:25 📱:N902iS 🆔:d1CJMHnc


#101 [智紗]
ひろ「もしもし」

何回目かのコールでひろが出た。


でも泣き言なんか言いたくなくて、無理に明るく話す。

智紗「あ、ひろ?今から帰るよぉなにしてるん?」

ひろ「家にいるよぉ遊び行くかぁ?」

智紗「えー?明日仕事わぁ?」 
話ながら智紗の目には涙があふれてた。
なんの涙かわからないけど
流れてく涙をばれないように話していた

⏰:07/01/24 18:33 📱:N902iS 🆔:d1CJMHnc


#102 [智紗]
ひろ「…なんかあった?」


ひろにばれないように話していたはずなのにひろはわかっていたみたい。

でも言いたくなくて嘘ついた。

智紗「なんにもなぃよぉ
声が震えてる気がした。

ひろ「…今どこ?」

心配そうな声でひろは聞いてくる。

智紗が運転する車は家の近くでとまっていた。

⏰:07/01/25 20:37 📱:N902iS 🆔:cD2MqINU


#103 [智紗]
智紗「…言いたくない」

ひろに見られたくなかった。

智紗「ごめん。」

ひろ「……どこにいんの?」
ひろの言葉を最後まで聞かず、智紗はを切った。

家には帰らず一人である場所へと向かった。

⏰:07/01/25 20:41 📱:N902iS 🆔:cD2MqINU


#104 [智紗]
智紗のお気に入りの場所。
星がすごいきれいなとこで一人で考えたいことやつらいときにいつも来ていた。

智紗は空を見上げて涙を流した。

小さなベンチに座って一人で泣いてた。


智紗(なんで…どぅして今更…ハヤ…ひろ…)

智紗にとってどちらが大切なのか、わかっているはずだった。

ひろが大事。ひろしかいらない。

でもいきなりハヤが大きくなる。


ハヤの言葉を思い出す。

【智紗のことは多分友達として好きだと思う。だからこんな気持ちのまま付き合っていられない。】

⏰:07/01/25 22:51 📱:N902iS 🆔:cD2MqINU


#105 [智紗]
絶対に別れたくなかった。でも智紗はハヤと別れるしかなかった。

必死で忘れようとした。

うぅん。忘れた。

ひろが忘れさせてくれた。

一人で考えた

ハヤはただ離れていく女を惜しいと思っただけだ。

そぅ考えた。でもそんなことする人じゃない。


だからこそ、涙がでてくる。

もぅ信じられなかった。

⏰:07/01/25 22:56 📱:N902iS 🆔:cD2MqINU


#106 [智紗]
バタン


ドアを閉める音に気付く。

智紗(こんな時間に誰かきた?)

でも関係なくベンチに座って星を見上げる。

「智紗?」

名前を呼ばれて振り返る。
暗くて顔が見えない。

近づいてくる足音におもわず立ち上がる。

⏰:07/01/25 23:00 📱:N902iS 🆔:cD2MqINU


#107 [智紗]
「智紗?」

近づいてくる足音。

聞き覚えのある声。

「よかった

そう言われて抱き締められた。

智紗「…ひろ…」

ひろは息が荒かった。

ひろ「やっぱここにいた。」
体を離して向き合う。

暗くて顔が見えないけどひろは少し怒ってるみたいだった。

⏰:07/01/25 23:12 📱:N902iS 🆔:cD2MqINU


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