〇ニ番目の四季〇
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#3 [ゆり]
そこで出会ったのが高橋さん(22)。
身長が高くて
少しパーマ掛かった長めの茶色の髪
とにかく第一印象は
「かっこいい」
の一言だった。
:06/05/28 10:16 :V703SH :a4CPZqco
#4 [ゆり]
当時のあたしは
頭が堅いんだろうけど、
「好きじゃないケドまぁとりあえず付き合ってみるか(●-∀-●)」
的な考えが出来ない女だった。
だから恋愛経験は少なかった。
ましてや年上なんてありえなかった。
:06/05/28 10:18 :V703SH :a4CPZqco
#5 [ゆり]
「ゆりちゃん仕事慣れた?」
(あ〜今日も爽やかな高橋さん♪)
「ん〜まだわかんない事ばっかりです(笑)」
「そかぁ〜困ったらなんでも聞いてな」
「ありがとうございますッ☆」
いつも些細な事しか話せなかったけど、それでも嬉しかった。
:06/05/28 10:20 :V703SH :a4CPZqco
#6 [ゆり]
でもやっぱりかっこいい人ってのは
彼女がいる。
これが現実。
高橋さんにも2年付き合ってる彼女がいた。
:06/05/28 10:22 :V703SH :a4CPZqco
#7 [ゆり]
一回二人でお店に食べに来た。
高橋さんと同じ22歳らしくて、
背が高くてすごく大人っぽかった。
(お似合いだなァ…)
あたしは
(絶対惚れちゃダメ、ただのファンでいようッ)
と心に決めた。
:06/05/28 10:24 :V703SH :a4CPZqco
#8 [ゆり]
バイトを始めて約1ヵ月−
急に店を閉める事になった、と店長に聞かされた。
個人店だから経営が苦しくなったんだって。
(もー高橋さんに会えないのかぁ)
って、
寂しくなった。
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#9 [ゆり]
最後の日−
店を閉めてから残ったお肉やデザートを
店内に並べて皆でお別れ会をする事になった。
店長に花束を渡して、
店長の挨拶。
涙腺が緩いあたしは一人で泣いて皆に笑われた。
:06/05/28 10:27 :V703SH :a4CPZqco
#10 [ゆり]
「ゆりちゃん1番新人なのになぁ〜(笑)」
と高橋さんが言った。
(この声ももう聞けなくなるんだ…)
しょんぼりしながら席に付いて、
バイトの先輩達と思い出話しで盛り上がっていた。
:06/05/28 10:28 :V703SH :a4CPZqco
#11 [ゆり]
だんだんイビキかいて寝出しちゃう人や、
外で「焼肉ありがとうー!!」って叫び出す人も出てきて
ごちゃごちゃ。
ふと後ろに気配を感じ
振り返ったら
(高橋さんだッ)
:06/05/28 10:30 :V703SH :a4CPZqco
#12 [ゆり]
「ゆりちゃんケー番教えて〜」
「…えっ!あっハイ!!」
あたしは焦ってカバンから携帯を取り出した。
「すげーキラキラ(笑)」
ラインストーンを貼りまくった携帯を見て言った。
「可愛いでしょ〜!!キラキラ大好きなんです♪」
精一杯の平常心で携帯を開いて渡した。
:06/05/28 10:33 :V703SH :a4CPZqco
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