〇ニ番目の四季〇
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#275 [ゆり]
「離して?
あたし向こうで飲むから」

「…わかった」

手の力が緩んだ瞬間
あたしは隼人から離れた。

トイレに入り
少し泣いた。

なんかよくわかんないけど

涙が出た。
 

⏰:06/06/02 18:54 📱:V703SH 🆔:Zfxg/uXs


#276 [ゆり]
上を向いて
中指で涙を拭いて
鏡でチェックして
あたしは席に戻った。


友達は完全に潰れてて
隣に岩田くんがきた。
岩田くんは隼人の友達で、クラスメイト。

「ゆりちゃん、あいつちょっとヤバくない?」

あたしはカシスソーダを一口飲んだ。

「なんで〜?」

「やり過ぎっつーか、さっき一年の子の腰に手回してたし」

「…」

 

⏰:06/06/02 19:01 📱:V703SH 🆔:Zfxg/uXs


#277 [ゆり]
「先輩とケー番も交換してたよ?」

「…ふ〜ん…やるね〜アイツも(笑」

何かごまかす様に
あたしは近くのグラスのお酒を飲み込んだ。

「苦いッ」

「あ〜それ俺のっすよ〜」

「あ、爽やかボーイの?いいじゃんいいじゃん!追加頼もうッ」

あたしはよくわかんないまま
夢中で違う事を考えようとしてた。

岩田くんは心配そうに
あたしを見ててくれた。
 

⏰:06/06/02 19:06 📱:V703SH 🆔:Zfxg/uXs


#278 [ゆり]
それからあたしは
隼人の行く先も
行動も
聞こえてくる騒ぎ声も
全部見ないフリした。


午後9時。
「そろそろお開きだよ〜!!皆気をつけて帰ってね〜♪」

4年の先輩の声が響き渡る。

あたしは靴箱の鍵を手に取って
席を立った。
 

⏰:06/06/02 19:10 📱:V703SH 🆔:Zfxg/uXs


#279 [ゆり]
「先輩!彼氏さんに飽きたら連絡下さい♪」


爽やかボーイはそう言って
アドを書いた紙をあたしに押し付け帰っていった。


「ゆ〜りチャン♪」

ご機嫌なテンションで肩を組んできた隼人。

あたしは
「酒臭い」
と一言言って手を払いのけた。

その時見たのが隼人と一年生の子のアイコンタクト。
 

⏰:06/06/02 19:16 📱:V703SH 🆔:Zfxg/uXs


#280 [ゆり]
「彼女怒っちゃったんですかぁ?」

「なんかそうみたい」

そんなやりとりが
目だけで行われてた。


そして違う一年生の女の子軍団が

「先輩かっこい〜♪」
とかはしゃぎながら帰ってく。

それに「お疲れね〜♪」とか笑顔で手を振る隼人。



こんな気持ち

なんて言えばいいの?
 

⏰:06/06/02 19:23 📱:V703SH 🆔:Zfxg/uXs


#281 [ゆり]
あたしは友達に笑顔でバイバイを言って

足早に店を出た。

早く誰もいない所に行きたかった。

歩きながら
涙は出てた。


(あたし涙腺緩過ぎ)

涙を拭いて
スピードを上げた。

交差点を渡ってる途中で
手を掴まれた。
 

⏰:06/06/02 19:32 📱:V703SH 🆔:Zfxg/uXs


#282 [なみ☆]
頑張って

⏰:06/06/02 21:21 📱:N900iS 🆔:piV1i12I


#283 [ひLI]
頑張れえー(ハ)+

⏰:06/06/02 22:39 📱:N901iC 🆔:edp75stM


#284 [ゆり]
なみチャン☆ひいチャン☆いつも応援してくれてほんとありがとッ(´∀`*)♪ちょっと更新するからよかったら読んで下さい☆

⏰:06/06/03 10:48 📱:V703SH 🆔:ip8fjOhw


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