〇ニ番目の四季〇

人がいっぱい乗ってたのに
あたしは下を向いて泣いてた。

慶太は手を離さなかった。

着いたらしく
また手を引かれ電車を降りた。

慶太があたしの定期を出して乗り越し精算をして
切符を渡してきた。
　

受け取って
改札を抜けた。

外は真っ暗だった。

早足で着いた先は
慶太のアﾊﾟｰﾄだった。

あたしはまだ泣いていた。
涙はいつまで出てくるんだろう。
　

慶太は無言で鍵を開けて
手を引いて部屋に入った。

しまってないカｰﾃﾝから
月明かりだけが部屋を照らしていた。

電気も付けずに
あたしをベッﾄに押し倒した。
　

涙は出たまま
頭もボｰっとしてる。

少し息の上がったあたしの唇に

慶太の唇が触れた。

ふわふわの布団と
優しい月明かりと
慶太の熱いくらいの体温が

冷え切ったあたしに染み渡った。

　

慶太は身体には触れずに
指を絡ませて

唇だけを重ね続けた。

涙は止まらなかった。

こんな
あたしの弱さで
慶太も

隼人も

傷付けてるんだ。
　

主サﾝ書かないのカﾅ

？
ず

ｯと見てます

忙しLIンカﾅ??

自分のぺｰｽで
無理せず_

ﾞしてね

ありがとうデｽッ☆
遅くなってほんとごめんなさいｯ(>_<)
書き上げるのでよかったら読んで下さいね☆

慶太は突然体を離して
ベｯﾄに座った。

｢ごめん…｣

｢…｣

あたしは天井を見たまま
ﾎﾞｰッとしていた。

｢無理矢理奪っても…
先輩苦しむだけだよね…｣

｢…｣

自分の指先で唇に触れてみた。

隼人の温もりが
また遠くなった
そんな気がした。
　

｢先輩｣

慶太はあたしを起こして
抱きしめた。

｢や…｣

あたしは拒んだ。

だって
慶田の肩幅とか
腕の強さとか
香りとか

全部に隼人が映るんだよ。

これ以上
隼人の温もり消さないで。
お願い。
　