〇ニ番目の四季〇
最新 最初 全
#436 [あやぽん]
:06/06/10 21:15 :SH700i :qhfpIJNs
#437 [ゆり]
サキチャン☆匿名サン☆ひいチャン☆あやぽんチャン☆ありがとうッ(;ω;)
最近いろAあって…遅くなってすみません。少し更新します☆
:06/06/10 23:45 :V703SH :VZSgLcbs
#438 [ゆり]
空は急に曇りだして
あたしは携帯を開いた。
メールが来ていた。
隼人?
そう思って急いで見ると
「ゆりチャ〜ンどこ行ったぁ?
隼人クンと何かあったか〜?」
友達からだった。
心配してくれてありがとーと
大丈夫だよーって返信した。
涙が溢れた。
:06/06/10 23:45 :V703SH :VZSgLcbs
#439 [ゆり]
あたし何泣いてんだろ。
涙が溢れた事で
笑えた。
「帰ろ…」
鼻をすすって涙を拭いた。
顔を上げたら
少し息が上がってる
慶太がいた。
「やっぱり先輩だ」
「は…」
慶太はいきなりあたしを抱きしめた。
身長はそんなに高くないけど
胸にすっぽり入った。
:06/06/10 23:48 :V703SH :VZSgLcbs
#440 [ゆり]
ウルトラマリンの香りがした。
出会った夏に
隼人がつけてた香水。
止まった涙がまた出てきた。
もう最悪だ。
こんな姿
絶対誰にも見られたくなかった。
嫉妬深いとか
泣き虫とか弱虫とか
情けなさを越えて
アホだ。
でも涙が勝手に出てくる。
やっぱりめちゃくちゃ辛い。
:06/06/10 23:50 :V703SH :VZSgLcbs
#441 [ゆり]
「先輩が出てくの見えたから
講義抜けて来ちゃった」
普通の声でそう答える。
でもあたしの事抱きしめてる。
あんま人も車も通らないけど
そうえばここ道端だよ。
俯きながら慶太の体を両手で押して離す。
「ごめん。
少し鼻水付けた」
「いいよ(笑」
:06/06/10 23:53 :V703SH :VZSgLcbs
#442 [ゆり]
慶太の右手は
あたしの左手を握って離さない。
「なんでもないから…ありがと」
あたしはそう言いながらまた鼻をすすった。
「またまたぁ〜
そんな事言っちゃって(笑」
はー
なんなの
朝からいちいち
カンに障る言い方。
笑い事じゃないのに。
:06/06/10 23:54 :V703SH :VZSgLcbs
#443 [ゆり]
「あたし帰るから慶太も学校戻ってね」
「やだ〜先輩といる」
「…」
あたしは何も言わずに180度方向を変えて
駅に向かった。
「やっぱり彼氏と喧嘩したんでしょ〜笑」
「…」
ほんとムカつく男だな。
お陰で悲しみが怒りに変わったよ
ありがとう。
:06/06/10 23:57 :V703SH :VZSgLcbs
#444 [ゆり]
「先輩歩くの早ぇ〜笑」
その笑いを含んだ無神経な言葉に
イラッとして舌打ちした。
「怒った〜♪笑」
「…」
よし。
もう無視しよう。
あたしはさらに歩くスピードを上げた。
その瞬間に
慶太が言った。
:06/06/11 00:02 :V703SH :tJhX7XgE
#445 [ゆり]
「センパ〜イ。
先輩の彼氏浮気してましたよ」
「…」
「さっき駅と逆に歩いてたの見た〜
寄り添いながら女と二人で。」
「…」
「先輩がいるのにね〜
まぁ遊んでそうだし」
「…」
:06/06/11 00:04 :V703SH :tJhX7XgE
★コメント★
←次 | 前→
トピック
C-BoX E194.194