沢山の出会い２

｢あやちゃん！
本当にその子とは
何もないんだよ…。
お願い、信じて。
俺が好きなのは
あやちゃんだけだから。｣

けっ。
しつけーな、コイツ。

ん？ちょっと待てよ？
よく考えてみたら
私も有吉さんと
付き合い始めてから
３～４回は合コンに
行ってるし、

他の男と２人で
遊びに行ったりした事も
しばしば…。

私、人のこと
言えなくね(^ω^)？

なんかそう思ったら
有吉さんを説教した事が
申し訳なくなってきた。

｢も…もういいよ。
今回は許してあげる。｣

そう言って
有吉さんの頭を
優しく撫でる。

許してあげるって…
私、何様だ(笑)

｢あやちゃん…
ありがとう…｣

涙をボロボロ溢しながら
まるで仏様を拝むような
目で私を見つめる
有吉さん。

あぁ…感謝されちゃったよ(^ω^)うふふ

まぁ、許すとは
言ったものの、
無駄にプライドが
高い私。

有吉さんが他の女と
遊んだことが
どーしても許せなかった。

そんな時に
出会ってしまった。

この人達との出会いが
私の人生を

大きく変える。

｢……って事なのよ～。
有吉マヂでムカツクと
思わん？｣

ただ今、
さやかに有吉さんの
口を話してる所。

あの日から
私の有吉さんに対する
愛情は日に日に
冷めていった。

｢まぁー、確に浮気(?)は
いかんよな。｣

｢でしょ！？
もう別れたいなぁ…｣

｢もう少し考えてみなよ。｣

｢うー…ん。
もう少し考えてみるよ。｣

有吉さんの事を考える
だけで、MAXテンションが
下がる。

｢あや…そんな暗い顔
すんなって～。
遊びいこっ！｣

さやかに手を引かれるまま
着いた場所は
あるゲームセンター。

ここは
ちょっとした
ナンパスポットでもある。