沢山の出会い２

そんなマミから
突然のメール。

私が引っ越してから
マミから連絡が来たのは
初めてだった。

どうしたんだろう？

｢元気？｣
とかかなぁ…

色々な事を考えながら
メールを開く。

受信:マミ
あや～(´･ω･`)
家出したけん泊めて

……(･ω･)ほぉ！

てか、マミ…高校の時からめったに家に帰って
なかったやん！

いまさら家出？( ﾟдﾟ )

｢別にいいけど、
私の家まで来るのが
大変やろ～(･ω･)

｣

よし…送信っと。

マミが来るのは
全然かまわない。
むしろホームシック
真っ最中なので
来てくれた方が
ありがたい！

でもね…

マミの家から
私の引っ越し先までは
同じ県内だけど
電車で数時間かかる。

マミ…本気で
来る気なのかな(･ω･)

私がマミにメールを
送って３分程経った。

ピンポーン！ピンポーン！ピンポーンピンポーン！
ピポピホピンポーン！！

物凄い勢いで
玄関のチャイムが鳴った。

誰だ( ﾟдﾟ )！！

引っ越す前に、
｢チャイムが鳴っても
安易に出てはいけない｣
と、真梨子ママに
厳しく言われていたので

そのチャイムを
無視した。

ピンポーン！ピンポーン！ピポピホピポピホ
ピンポーンピンポーン！

鳴りやまない…。

ピンポーン！ピンポーン！

うるせぇ…( ﾟдﾟ )

ピンポーン！
ピンポーン…

あれ？止まった？(･ω･)

…………………。
ピンポーン！

しつけぇ( ﾟдﾟ )！！

まったく…！
誰だコノヤロー( ﾟдﾟ )

除き穴を見に行こうと
立ち上がったその時、

ドンドンドンドン！！
ガチャガチャガチャっ！

ドアを叩く音と
ノブを捻る音………。

こぇぇぇぇえよぉぉぉ
(((( ﾟдﾟ ))))

覗き穴を見に行くべきか…
そのまま放置
しておくべきか…。

怖いよぉ(;´д｀)

悩んだ末、
放置しとく事にした。

ドンドンドン！！
ドンドンドンドン！！

ドアを叩く音は
鳴りやまない。

ドンドンドン！！
ドンドンドン！！

なんか借金取りに
追われてる気分だ
(;´д｀)

ドンドンドン！！

｢あーけーろ！！｣

鳴りやまないドアを
叩く音と
女の怒鳴り声。

ひぃぃぃぃ((( ﾟдﾟ )))

ん？ちょっと待てよ？

この声……
聞いたことある！

まさか…

｢マミ！？！？｣

ドアの向こう側に
いる女に話しかける。

｢そうだよ！マミ！！
早く開けろよ！バカっ！｣

この口の悪さ…
マミに間違いない(´д｀)

マミだと分かり、
急いで鍵を開ける。

｢ごめん！マミって
気が付かなくてさぁ！｣

そう言いながら
ドアを開いた。

ドアを開くと
マミが立っていた。

｢まったく、本当に
お前は気がきかねぇなぁ!｣

マミはそう言って
ニカッと笑った。

少しだけ懐かしい
マミの笑顔。

会うのは１ヶ月ぶり
くらいなのに、

全てが懐かしく
感じる。

そして………

マミの足元には
大量の荷物。

え？
何日泊まるつもり？

もう本当に
海外旅行と勘違い
してんじゃないかって
思うほどの
多荷物だった( ﾟдﾟ )

先行が不安っす。