愛の意味

初めて書くので、誤字があったり、読みにくいかもしれませんが、良かったら読んで下さい

荒らし・中傷はご勘弁願います

店の中は薄暗く、何とも言えない空間だった。

席に着くと、女の子が来る間、しゅう、トモ、マサの三人は楽しげに話している。

三人のやりとりを穏やか表情で見てる優。

俺は、緊張の真っ只中。

するとマサが、「かず！何黙ってんだよ！あっ！！かなり緊張してるべ！」

俺は必死に「はっ！？緊張してねぇよ！大丈夫だって！」

明らかにいつもと違う俺。
そんなやりとりをしていたら女の子たちが俺等の席に来た。

席に着くと女の子がいきなり「こんばんわ～。あっ！しゅうくん！来てくれたんだぁ！！てか、初めて見る人いるけど、今日は五人なんだねぇ！」

しゅう「おっ！えり！そうなんだ。今日はここ初の二人を連れてきた！いつもはこの五人で行動してるんよ！こっちが優でこっちがかず！」

えり「はじめましてぇ～！うちのしゅうくんがお世話になってまぁす！！」

俺「あっ、ども。」

優「よろしくっ。」

えりは、かなり明るい感じで、顔も可愛らしく、背が低く、しゅうのタイプにぴったり当てはまる子。

そして、トモとマサの指名した子も次々に席に着いた。

トモとマサもデレデレな状態。

最後に俺と優につく子が来た。

かなり緊張の一瞬。

「こんばんわ～」

二人の女の子同時に来た。
顔を見ると一人はめっちゃ可愛い。

もう一人の子は至って普通な感じ。

その瞬間俺は心の中で祈った。

（可愛い子の方が俺に来ますように！！）

だが、残念ながら可愛い子は優に着いた。

俺は何故か悔しい気持ちに駆り立てられた。

俺に着いた女の子が「はじめましてぇ～。ゆきです。よろしくねっ！名前は？」
俺「あっ、どうも。はじめまして。和砂だよ。」

ゆき「和砂くんて言うんだぁ！めずらしいねっ！かずくんって呼ぶね！ってか、見ない顔だけど初めて？」
俺「そうだよ。初めて。この三人に連れてこられた！」
ゆき「だよねっ！三人は何回か見た事あるけど、かずくんとあの人は初めてだよ。」

そんな話をしていて、どこに住んでるとか、休みの日何してるとか、色々ゆきに聞かれて、質疑応答みたいな感じで少しつまんねぇと思い始めた。

相変わらず三人は楽しそうに話している。

トモなんかやたら女の子を口説いていた。

そんな中、優が気になったので優を見たら、かなり楽しそうに話している。

すごく悔しさが増した。

二人だけの空間みたいな感じで話しているし、美男美女で爽やかさがにじみ出ている感じが少し腹ただしかった。

そしたら、ゆきが「あの二人なんか似合ってるよねぇ！」とか言う始末。

俺は「そ、そうだよねぇ！すげぇ良い感じだしねぇ！優はカッコイイし！」

ゆき「かずくんだってカッコイイじゃん！」

俺「それはないっしょ！ゆき言い過ぎだよ。」

いくら社交辞令的と分かってるとはいえ、何故か少し嬉しくなっている自分がいた。

たわいもない話をしていると、薄暗かった店の中がもっと暗くなり、急に音楽がなりはじめた。

俺は訳が分からず、少し困惑しながら辺りを見回した。

すると女の子が客の膝の上に乗っかている光景を目のあたりにした。

そして、ゆきも俺に「上乗っていい？」と聞いてきたので、「へっ？あっ、うん。」

かなりの動揺ぶり。

ゆき「じゃあ、お邪魔しまぁす！」と言い、俺の膝の上に乗ってきた。