｡.+ﾟ∮13歳の恋∮ﾟ+.｡

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実際にした恋愛の
恋愛小説を
書いていきます｡

中傷･荒しは
止めて下さい！

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英語の教師も、男だった｡

先生は､自分がﾊｹﾞているのを売りにしてウチらを爆笑させた｡

でも､真面目に授業もした｡

先生はﾌﾟﾘﾝﾄを配っているとき､ﾄﾞｱから２列目の最前列に座っている男子に言った｡

｢お前､女みたいな顔じゃなあ｣

ウチは､その子が怒ると思った｡

だけど､その子は
｢よく言われます(笑)｣って答えてた｡

あたしは窓際の後ろから３番目の席で､その子の顔がよく見えなかった｡

………女みたいな顔って､どんな顔だよ!??

そう思うと､もう気になって気になって仕方なかった｡

後からﾄｲﾚに行くﾌﾘをして､その子の席の前を通った｡

その時に顔を見たけど､ウチは｢普通に男子じゃん｣って思った｡

それから､その子の事は少し気にかかる存在なくらいだった｡

名前も､わかった｡

その子の名前は､
中川龍弥(ﾅｶｶﾞﾜﾘｮｳﾔ)

背の小さな子だった｡

目がｸﾙﾘとしてて､可愛いなあとは思った｡

ウチは､極度の面食い｡

龍弥は｢ｲｹﾒﾝ｣だと思う｡

花菜に､その事を話した｡

でも花菜は､｢中川くんよりさあー…｣と言って、

広山(ﾋﾛﾔﾏ)の方がｶｯｺｲｲと思う、という発言をした｡

広山は、龍弥とは正反対で背は高いし可愛いよりｶｯｺｲｲ系｡

でもウチも花菜も､２人の事はｶｯｺｲｲと思うだけで恋心なんて物は一切抱いてなかった｡

でもこれから､その気持ちは変わっていく──…

仮入部期間だ｡

１年は部活を選ぶ事が出来る｡

──…とは言っても､本当に選んでいるのは運動神経が良い人だけ｡

運動神経が悪い人は､ﾊﾞｽｹ部やﾊﾞﾚｰ部や陸上部に入るなんて､滅相もない!!

といった心境だ｡

(ウチもその中の一人だった｡)

愛美はウチと正反対で､普段は超ｽﾛｰの癖して足はめっちゃ早い｡

でもﾊﾞﾚｰも美味いし､両方からお誘いが来てかなり悩んでいたらしい｡

その頃のウチはそんな事知らなかった｡

まだ､親友になっていなかったから…

ある日､ウチは愛美よりも早く部活(仮入部)が終わったから､教室で待ってたんだ｡

──誰もいない教室｡

一人きりの教室｡

窓からは､テニス部が頑張っている姿｡

……本当は､テニスしたかったな｡

そんな事を思っていると､誰かが教室に入って来る気配がした｡

目をやると､そこに居たのは龍弥だった｡

龍弥と目があった｡

｢おっす！｣

にこやかな笑顔でいきなりの｢おっす！｣｡

ウチはとりあえず､
｢おっす｡｣って返したんだ｡