ｱﾝｲﾝﾎﾟｰﾀﾝﾄﾊﾟｰｿﾝ

お久しぶりです

ｱﾝｲﾝﾎﾟｰﾀﾝﾄﾊﾟｰｿﾝの続編です

ｱﾌﾀｰﾃﾞｲｽﾞで中途半端になりましたが再開します！

よろしくお願いします

社「…スクラッチあんま入れてねぇな。まぁR&Bじゃ仕方ないか。」
なんて偉そうな事言ってると…

ﾌﾟﾙﾙﾙ…

誰だ？こんな時間に。

「着信：楓」

うっわ…タイミングわりぃ

楓「開けて

」

…ﾄﾞﾝﾄﾞﾝﾄﾞﾝ！

…電話に出ると開けての声と共にドアが悲鳴を上げた。
社「なんでいんの？」

ドアを開けたらにんまり笑顔の楓がいた。

楓「来ちゃった

」

…ざっけんなよ

楓は強引に部屋に入った。
もちろん俺の呼びかけは無視して。

社「おぃ…」
楓「ちょっと寄っただけ。すぐ帰るよ！」
社「ﾊｧ…なんか飲むか？」
楓「ココア！」

社「ねぇよ。」
楓「何があんの？」
社「ビールに焼酎…」
楓「あら♪酔わせてなにするつもり？」
社「…帰れ。」
楓「嘘だよ～。」

何しに来たんだこの女？
こんなとこ一美にばれたら確実に殺される。

楓「いいね。このCD。」

社「あ？…あぁ。俺の友達のCD。」
楓「へぇ～。」
社「で？なんかあったのか？」
楓「別になんでも…」
社「目腫れてんぞ？」
楓「えっ…！」
社「慌てすぎだバカ」
楓「…実は」
社「実は？」

楓「茂吉さんにまたフラれた。」
社「…で？」
楓「…それだけ。」
社「ふ～ん…であなたはどうしたい訳？」
楓「話しを聞いてもら…」
社「ふざけんな。」
楓「えっ？」
社「なんでお前らが好きでやってる事の尻拭いをしにきゃならんの？」

楓「そんな言い方…」
社「とりあえず俺が聞くことじゃネェから。」
楓「…お邪魔しました。」

そういうと楓は俯いて部屋を後にした。
社「…。」
ﾌﾟｯﾌﾟｯﾌﾟｯ…

一美「もしもし？」
社「さっきぶり。」
一美「どしたのよ？」
社「今どこ？」
一美「家だよ。」
社「行っていい？むしろ泊まっていい？」
一美「おいで。」

オレは一美のおいでを聞くのが１番落ち着く。
優しさが溢れてるっていうかなんていうか…

俺は車を飛ばし一美の家に行った。

ﾋﾟｰﾝﾎﾟｰﾝ…

ｶﾞﾁｬｯ
「空いてるよ～」

インターホンから一美の声が聞こえ、俺はドアを開けた。
シンプルな部屋の内装は落ち着きを感じさせる。

一美「どしたん？」
社「楓が家に来た。」
一美「はぁ？んで？」
社「んで…」