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#5 [我輩は匿名である]
その時、携帯が鳴った。

♪1万年と2千年前から愛してる〜♪

『あ、もう返事来たぜ。』

こなたは勢いよく携帯を開けた。

―おっ、今から会えるみたいだな!どれどれ?スペックは〜?―

名前:なみえつ
年齢:32歳
特技:バス釣り
コメント:私もすごい寂しいです...今、繁華街にいます。私を、ぐちゃぐちゃにしてくだしぇ(*_*)

⏰:07/11/05 23:55 📱:SH902i 🆔:Ud4fIrzs


#6 [我輩は匿名である]
―32歳か、ちょっと若すぎるけど十分美味しい時期だな…―

返信:返事ありがと(^_-)-☆今からマクドナルドの近くに来れる?俺もすぐ行くかなo(^-^)oかな

―よし、これで準備万端だ。―

こなたは、急いでメガマックを半分食べて、残りの1個半は捨てた。

そして、トイレに行き、予め持ってきておいたPIKOのTシャツ、PIKOのカーゴパンツに着替えた。
こなたは所謂ピコラーだ。

⏰:07/11/06 00:01 📱:SH902i 🆔:SU2kEwYY


#7 [我輩は匿名である]
着替えてるうちに返事が来た。

内容:着きました。虎の柄のカーデガン着ていますf^_^;カートを引いているので、わかると思います♪

―おっ、もう着いたか。よぉし、髪セットして行くかな―

ギャズビーのWAXを髪にちらつかせて、ネジリまくり、木村拓哉のようになったこなたは別人だった。

⏰:07/11/06 00:08 📱:SH902i 🆔:SU2kEwYY


#8 [我輩は匿名である]
マクドナルドを出たこなたは、辺りを見回した。

しかし、それらしい影は無く、お爺さんお婆さんの群れが起き上がりこちらを見ているだけだった。

仲間にしますか?
 はい
→いいえ

ピッ。

こなたは一生懸命周りを見渡した。

⏰:07/11/06 00:10 📱:SH902i 🆔:SU2kEwYY


#9 [我輩は匿名である]
―いねぇよ、いねぇよ、もしかして…騙されたか?―

嫌な事が頭を過ぎる。
騙される事が大嫌いなこなたはイライラしていた。


『あのう…こなたさんじゃろ?』


不意に後ろから誰かに声をかけられた。

⏰:07/11/06 00:13 📱:SH902i 🆔:SU2kEwYY


#10 [我輩は匿名である]
『あのう…ウホツさんじゃろ?』

の間違いでした。

⏰:07/11/06 00:15 📱:SH902i 🆔:SU2kEwYY


#11 [我輩は匿名である]
こなたは後ろを見た。


しかし誰もいない。


―何だ?今のは誰だ?―

『此処じゃよ!此処じゃよ!』

こなたは下を見た。
するとまるで32歳とは言い難い、虎の柄のカーデガンを来た女性がいた。

『なみえつ…さん?』

⏰:07/11/06 00:17 📱:SH902i 🆔:SU2kEwYY


#12 [我輩は匿名である]
『そうじゃよ…待っておったわい…まさかこんな年寄りとは思ってなかったじゃろ?』

なみえつは悲しそうに俯いた。

確かにこなたは驚いていた。
まさかこんなに
年寄りで…
小さくて…

綺麗だなんて…

こなたは一目惚れしていた。

⏰:07/11/06 00:21 📱:SH902i 🆔:SU2kEwYY


#13 [我輩は匿名である]
実話ですか?
つか今時ピコラーってw

⏰:07/11/06 00:22 📱:F902iS 🆔:sIoD4KZA


#14 [我輩は匿名である]
『いやいや、まさか…こんなに綺麗な人が来るなんて思ってなかったよ!』

こなたは心の底から言った。

『お世辞なんていつ振りじゃろうか…わしは、自慰さんが死んでからずっと一人じゃった…淋しかったんじゃ…』

なみえつはこう言うと涙を流し始めた。

『お世辞なんかじゃないよ。淋しかったんだね。今日は…俺が暖めてあげる…』
こなたはなみえつを強く抱きしめた。

⏰:07/11/06 00:26 📱:SH902i 🆔:SU2kEwYY


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