love is…

好きになってしまった。
もう今はただあなたと
一緒に居れればいい。

もう、他に願う事なんて
何もない。

それから、あたしが
退院してから
宮本さんがあたしの両親に
挨拶に来た。

親はもちろん反対。
得に父親は大反対した。

何回宮本さんが家に言っても
父親は話もしようと
しなかった。

理由はやっぱり
宮本さんが極道だから。

そんな話しが平行線なまま
あたしは妊娠三ヶ月に
なっていて悪阻がひどく
仕事も辞めた。

ある日、宮本さんが顔を
腫らして帰ってきた。

「どうしたん？
その傷なんなん！」

「何でもない。
組で揉め事があってな。
大丈夫や。
お前が心配するような
事やないから。」

組での事に口を出さないのが
約束だから
あたしはそれ以上詳しくは
聞かず
手当をした。

次の日
悪阻が酷く家で寝てると
母から電話があった。

父が話しがあるから夜
宮本さんと一緒に家に
来いとゆう電話だった。

あんなに怒って話も聞いてくれなかった父が
話しがあるって
何だろうと思いながらも
夜、宮本さんが帰って来てから実家に行った。

実家につくと
むづかしい顔をして
居間に座る父。
あたしはお腹の子供を降ろせ
と言われると思った。
沈黙の中、父が
口を開いた。

「宮本君。
顔の傷は大丈夫か？
昨日はすまんかったな。」

えっ？顔の傷？
何でお父さんが知ってるの？
あたしはお父さんの
言葉を理解出来なかった。

「いぇ、大丈夫です。」
と父に言う宮本さん。

宮本さんが言うと
父が深いため息を
ついてから
宮本さんの手を握った。

「百合と子供を
幸せにしってやってくれな。
わしは宮本君を信じる！」

「はい。
必ず幸せにします！」

「百合、幸せになるんやで！」
父は涙を浮かべて
そう言った。
何があったのかは
わからないけど
父があたし達を認めて
くれた。
あたしは嬉しくて
泣いてしまった。
母も泣いていた。

感動する

頑張って

りんさんありがとうです

後日
母から聞く話しによると
宮本さんは毎日、毎日
あたしの実家に
通って
父に結婚を認めてほしいと
頭を下げに行ってくれてた
らしい。
宮本さんが
顔を腫らして帰って来た日
あれはあたしの父が
殴った。
それでも、宮本さんは
父に頭を下げ続けたらしい。

その誠意に父は
結婚を認めてくれた。
あんなに人に頭を下げる事が
嫌いで負けず嫌いの
宮本さんが毎日、あたしに
何も言わずそんな事を
してくれてた。

「お前の父さんの気持ちは
わかる。俺がもし逆に
百合の親父さんだったら
同じ事をしたし、反対したと思うしな。
でも、認めてくれてよかった。
幸せになろうな。」
そう笑って宮本さんは
言ってくれた。