f o r e v e r＊

このときあたしは
２人にいろいろ愚痴った。

話しているうちに
男友達が集まってきた。

みんなあたしの
大切な友達。

基本的に野球部は
弟が所属していたこともあって
仲良しになれた。

話しているとき、
あたしは
自分の屋に目を向けた。

驚いた。

だってえりを含む
女子４人が
あたしたちを
カンシ
していたから。

あ｢ねぇあたしら見られてるよ～｣

こ｢あ？誰さよ？｣

あ｢えりたち｣

こうたはため息をついた。

あ｢こうたが忍者で影分身使えたらあたしは睨まれなくてすむのに｣

こ｢おっ！確かに！｣

あたしは爆発した。

あ｢あの４人に見られて
こうたと話せなくなるのは嫌だ。あたしはこうたと
話しちゃいけないの？｣

こ｢んなわけねぇべ！なぁ？｣

な｢当たり前じゃん！｣

あたしは涙を流した。

あ｢あたしｯ…つらい…！
もぉやだぁ！｣

涙は止まらなかった。

こうたとながちゃん、
他の友達も

大丈夫だぁ！
気にすんな！

って言ってくれた。

な｢俺らはあやの味方だから！
なんかあったら守ってやる！｣

こう言ってくれた。

あたしは顔を伏せて泣いてた。

すると
こうたがあたしに
帽子を被せてくれた。

…ありがとう、こうた。

｢てか､あいつらもひでぇな｣
｢あぁ､確かになぁ｣
｢あや可哀想だしな｣

…みんなぁ…。

涙止まんないじゃんかよ。

消灯時間になった。
あたしたちは部屋に戻った。

三日目、
この日は午後から
班別研修。

だからこうたと一緒。
他のﾒﾝﾊﾞｰは
ｸﾗｽの野球部全員
(こうた含む４人)と
女子１人。
この女子は普通。

全員で６人。

国際通りという所を
歩いて回った。

他の班はゆいレールを
使ったりしてんのに
あたしたちはひたすら
歩き。

だけどそれに感謝した。

だってこうたが
あたしの隣を
ずっと歩いてくれてたから。

ずっと笑ってた。
たくさん話した。

少しトラブルもあった。
だけどそのたびに
こうたが助けてくれた。

あぁ､こうたが
好きなんだぁって
改めて思った。

四日目、
秋田県に帰る日になった。

沖縄は凄くいい所だった。
沖縄の人はみんな
温かかった。楽しかった。
つらいときもあったけど
友達がいてくれたから
あたしは楽しめた。