【愛.金.水商売3】
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#1 [主] 08/04/14 22:05
【1】
bbs1.ryne.jp/r.php/novel-nf/4475/
【2】
bbs1.ryne.jp/r.php/novel-nf/5500/
を書かせてもらいました。
引き続き【3】もよろしくお願いします。
bbs1.ryne.jp/r.php/novel/2561/
よければ感想はこちらにお願いします。

#991 [我輩は匿名である]
アンパンマン「平和を守る為の闘いの中で私は汚れていった・・。

皮肉だな。バイキンマンを倒していた私こそがバイキン──」

ジャム「何を言っているんだアンパンマン!?街の平和は誰が守る!!」

アンパンマン「フッ・・アンタが守ったらいい。」

バタ子「アンパンマン・・・」

アンパンマン「もうその名で呼ぶな。俺はただのアンパン・・。じゃあな。」

ジャム「行ってしまったか・・・

私がいけないのだな・・神の作りしたもう生命を、

この手で生み出そうなどと・・・」

⏰:08/11/13 10:40 📱:PC 🆔:☆☆☆


#992 [我輩は匿名である]
バタ子「ジャムおじさん・・・」

そう言うとジャムおじさんは部屋に入ってしまった。

嫌な予感がする───

バタ子「ジャムおじさん!ねぇ!!」

ドアを開けようとしたカギが掛かっている、

響いた銃声

バタ子はその場に崩れ落ちた・・・

⏰:08/11/13 10:40 📱:PC 🆔:☆☆☆


#993 [我輩は匿名である]
バイキンマン「ハッヒフッヘホ〜!俺様今日も悪い事しまくりだもんね〜!」

カバオ「・・・・・・」

ウサミ「・・・・・・」

バイキンマン「なんだよ?もっと『ヤメテー』とか『助けてー』とか言えよ・・」

カバオ「もうヤメろ。お前見てると虫酸が走るんだよ・・・」

バイキンマン「え・・・?」

バイキンマン「え?何よ?どしたのカバオ?」

カバオは困惑するバイキンマンにボディブローをお見舞いした

バイキンマン「カハァ・・!!!」

⏰:08/11/13 10:41 📱:PC 🆔:☆☆☆


#994 [我輩は匿名である]
前のめりに倒れた

バイキンマン「ゴホッ・・ガハ・・どう・・・して・・?」

カバオ「アンパンマンは去った・・お前も身の振り方考えとくんだな・・・」

バイキンマン「ウソ・・・だろ・・?」

バイキンマン「去ったって・・おい!待ってくれよ・・!!」

ウサミ「行きましょカバオさん・・」

カバオ「あぁ・・・・」

バイキンマン「おい・・・おぃ・・・何で・・」

ヨロヨロと立ち上がる

⏰:08/11/13 10:41 📱:PC 🆔:☆☆☆


#995 [我輩は匿名である]
バイキンマン「アンパンマン・・どうしちまったんだよ・・・」

見慣れたUFOが頭上を猛スピードで通り過ぎた

と思うとUターンして着陸

コックピットのガラスがゆっくりと開く

アンパンマン「よぉ・・」

バイキンマン「・・・・・」

バイキンマンはUFOから降りると
黙ったままアンパンマンへ歩みよった

⏰:08/11/13 10:41 📱:PC 🆔:☆☆☆


#996 [我輩は匿名である]
アンパンマン「恐い顔すんなよ・・・」

グチュ!

右の拳でアンパンマンの顔を殴った

アンパンマンの口元からアンコがこぼれた

バイキンマンは歯を食いしばり声を絞り出す

バイキンマン「・・・・・何でだよ?」

アンパンマン「・・・・・・」

アンパンマンは黙ったまま口元のアンコを手で拭った。

バイキンマン「・・・ジャムが死んだ。」

⏰:08/11/13 10:42 📱:PC 🆔:☆☆☆


#997 [我輩は匿名である]
一瞬アンパンマンの顔に驚きの表情が見てとれた
・・が、すぐにフッと薄笑いを浮かべて言った

アンパンマン「そうか・・アイツ・・くたばったか・・・ハハハ!ハハハハハハ!」

渇いた笑い声が森へ響いた

バイキンマン「何がおかしい!!!」

アンパンマンの首根っこを掴んで木へ押し付ける

アンパンマン「・・命を創造するも・・・奪うも・・・それは神にのみ許された行為・・・

奴は俺という実験体を手に入れた・・・そして幾度となく・・

奴は神になろうとした・・・だが、結局は神の怒りに触れ命を奪われた・・・

傑作だ・・!これが笑わずにいられるか・・!!」

⏰:08/11/13 10:42 📱:PC 🆔:☆☆☆


#998 [我輩は匿名である]
バイキンマン「・・・・・変わったな・・お前・・」

アンパンマン「・・・変わらないものなんて・・・あるのかい・・?」

森の木陰でお互い目を伏せたまま、沈黙するばかりだった

バイキンマンはアンパンマンの首にかけていた手を力無くほどいた

バイキンマンは背を向けポケットからセブンスターを取り出し火をつけた

アンパンマン「一本くれよ・・」

バイキンマン「・・あれ?吸ったっけお前?」

アンパンマン「大きな声じゃ言えねぇけどな」

⏰:08/11/13 10:43 📱:PC 🆔:☆☆☆


#999 [我輩は匿名である]
そう言ってバツが悪そうに笑った
バイキンマン「ハハ、なるほどな。大変だなヒーローも」
セブンスターを一本差し出し、くわえたタバコに火をつけてあげた。
アンパンマン「サンキュ」
フゥ〜と大きく吐き出した煙が揺れながら森へと散るばかりだった
バイキンマンが吸い殻をもて余していると
アンパンマン「ん・・」
そう言ってアンパンマンが携帯灰皿を差し出した
バイキンマン「へっ、正義の味方は路上喫煙も取り締まるのかね・・」
アンパンマン「バカ、テメェ用だよ・・」
そう言うとアンパンマンは携帯灰皿にタバコを押し付けた。
アンパンマン「もう・・行くぜ俺?」
バイキンマン「・・・・・・」
歩き出すアンパンマンの背中でマントが寂しく舞った
バイキンマン「待てよ!!!!!」
引き留め方なんてわからない、ただ何かが胸に込み上げた

⏰:08/11/13 10:44 📱:PC 🆔:☆☆☆


#1000 [我輩は匿名である]
だから叫んだ

バイキンマン「待てってば!!!!!」

アンパンマンは足を止めて、振り向きもせず言った

アンパンマン「・・なんだよ?」

バイキンマン「なぁ・・俺ぁ・・生まれた時から・・・悪で・・・それで・・

叱られた事無かった・・・別に悪い事しても・・・何つうか・・

何も感じなかった!!・・でもお前が現れてから・・・その・・・感じるんだ・・

上手く言えねぇけど・・!!何か俺の悪に・・・意味が生まれた気がすんだよ・・!!」

バイキンマンの目には涙が溢れていた

アンパンマン「ハハ、つっても人の畑を荒らしたり・・
ガキの食いモンくすねたり・・しょうもねぇ悪だけどな・・」

背中を向けたまま笑って言ったがその声は震えていた

★続きが知りたい人はメール頂戴^^★

⏰:08/11/13 10:47 📱:PC 🆔:☆☆☆


#1001 [我輩は匿名である]
このスレッドは 1000 を超えました。
もう書けないので新しいスレッドを建ててください。

⏰:08/11/13 10:47 📱: 🆔:Thread}


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