幸せに…
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#1 [Milk] 08/05/31 09:23
くだらない。
世の中みんなくだらない。
どうせ、愛とか恋なんて見せかけでしょ?
本物の友情なんてないに決まってる。
世の中金なんだよ。
#224 [Milk]
一人は中年のオバサンに、もう一人は若い男の人。
「ハルカ。紹介するな。こちらが、今お父さんとお付き合いしてる、笹本美代子さんに、息子さんの龍くんだ」
美代子って…。
お母さんと同じ名前じゃんか。
父が好きになる人は美代子かよって思った。
:08/07/07 17:54
:N904i
:☆☆☆
#225 [Milk]
私も紹介され、美代子さんと父は来月籍を入れるらしい。
私にとってはどうでもよかった。
龍という美代子さんの息子も無口で、食事の席では私と一切喋らなかった。
:08/07/07 17:56
:N904i
:☆☆☆
#226 [Milk]
2時間くらの食事が終わり、私はようやく解放された気分でいた。
三人と店の前で別れ、駅の方に歩いてたら、後ろから走ってくる音が聞こえた。
「ハルカちゃん!」
呼ぶ声が、トモくんのような気がして振り返った。
:08/07/11 00:47
:N904i
:☆☆☆
#227 [Milk]
でも前にいたのは、龍って人…。
「何ですか?」
冷たく聞いてみた。
「ねぇ、君さぁ、何か悩んでんじゃない?」
「は?別に悩んでないし。それに、悩みがあったとしてもあなたには話さないから」
それを聞いた龍は微笑んだ。
:08/07/11 00:50
:N904i
:☆☆☆
#228 [Milk]
「そんな元気があるならいいね」って…。
龍の笑った顔。
何だかトモくんに似てるような気がしたんだ。
:08/07/11 00:51
:N904i
:☆☆☆
#229 [Milk]
その日から、龍は私にとってかけがえのない存在になっていったんだ。
初めてできた兄弟。 信頼できる兄。
血のつながりなんて関係なく、龍を信頼した。
:08/07/11 00:54
:N904i
:☆☆☆
#230 [Milk]
その日以来、父と美代子さん、龍とよく食事に行くようになった。
龍は4歳上。
23なのに落ち着いた雰囲気を持つ理由は、辛い過去があったからなんだね…。
うるさいくらい世話を焼いてくる龍を、いつしか誰にも渡したくないと思うようになってた。
:08/07/12 11:28
:N904i
:☆☆☆
#231 [Milk]
でも、心の中にはまだトモくんもいる…。
兄弟だからと、龍の事を兄として見ようとすればするほど、もっと近づきたいって思う感情が生まれてた。
自分の中での葛藤…。
トモくんの事も、龍への感情も忘れたいがために、私は色んな男に抱かれた。
:08/07/12 11:32
:N904i
:☆☆☆
#232 [Milk]
バイト先で仲良くなった先輩。
ようやくできた友達の彼氏も寝取った事もあった。
有り得ないくらい最低な事をしても、あの時は悪気なんてなかった…。
自分がどんどん最低な人間になっていく事は分かっててた。
人を傷つけてまで、手に入れたいモノが何なのかもあの時は考えたくなかった。
:08/07/12 11:36
:N904i
:☆☆☆
#233 [我輩は匿名である]
まぢパネエおもしれえぇ
:10/07/20 17:21
:PC
:☆☆☆
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