姉貴の彼氏は俺の恋人
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#265 [優也]
チビさん→ありがとう青春だね…

>>264

そんな時高校の同窓会の誘いが来た。
気付けば俺は二十歳になっていた。
もちろん成人式なんて行っていない。

「同窓会やるけど、行く?」

同じクラスで、バンド仲間だった友達からのメール、超懐かしくて、俺はみんなに会いたくなった。

「行く!」

そうして集まった同窓会。俺はそこで初めて恋をした。

⏰:09/02/21 23:59 📱:W53T 🆔:sRkmlxnk


#266 [優也]
集まったクラスメイトは、あんまり変わってなかった。
まあ平均的に派手になったような感じがした。

特に女の子達の変わりようにビックリした。

集まったのは小さい居酒屋だったから、貸し切りだった。

久しぶりに会った友達、高校の時あまり話さなかったクラスメイト、劇的ビフォーアフターになっちゃった女の子…本当に楽しくて、久しぶりに心のそこから笑った。逃げるように毎日飲んでいた酒が、あの時は旨かった。

⏰:09/02/22 00:06 📱:W53T 🆔:NK60LGOE


#267 [優也]
二次会でカラオケに行った。
結構飲んでてフラフラだったけど楽しかった。

「トイレ行ってくる」

盛り上がってる部屋からヨロヨロトイレに向かうと、カラオケの受付前のソファに女の子がぼーっとテレビを見ていた。
たしか居酒屋にいたよな…でも名前わからん。誰だったっけ。

「あれ?歌わないの?」

⏰:09/02/22 00:10 📱:W53T 🆔:NK60LGOE


#268 [優也]
いつもならスルーするけど、酔っ払いだったから声かけてしまった。
女の子は酔っ払いな俺に引き気味だった。

「中村くん(俺の名字偽名だけど)、酔っ払いすぎだよ」

あれ、俺の名前知ってるし。

「え、そうかな」

「うん、だって、フラフラしてるよ」

「マジかー」

会話しても名前がわからん。同じクラスメイトな事は確かなのに、サッパリわからない。

⏰:09/02/22 00:15 📱:W53T 🆔:NK60LGOE


#269 [優也]
「名前なんだっけ?」

「ユリだよ。知らないかー、だって全然しゃべった事ないもんね」

と言われても分からなかった。
俺は咄嗟に
「あっ、もしかして吹奏楽じゃなかった?」なんて言ってしまった。
しかしビンゴだった。

「そうだよ!」

そこからなんか会話が弾んでしまい、俺は部屋に戻らないでユリとなんか色々しゃべってた。

⏰:09/02/22 00:19 📱:W53T 🆔:NK60LGOE


#270 [優也]
で、流れ的にお互いアドレス交換して、ちょくちょくメールするようになった。

ユリは見た目は可愛くない。なんていうか、真面目で(回りがギャルっぽいからだったからかもだけど)
どっちかっていうとキャバ嬢みたいなのが好きな俺は、ユリは外見はタイプじゃない。

でもなんかすごく可愛かった。

メールも下心みたいな内容じゃなくて、
「おはよー」とか「今日雨だから犬の散歩行けない」とか、本当にくだらなくて、ほんわかしてて、でもそんなメールが暖かかった。

⏰:09/02/22 00:24 📱:W53T 🆔:NK60LGOE


#271 [優也]
同窓会からしばらく経ってユリとはメールだけ。
遊ぼうとか電話とか全然なかった。

メールも毎日じゃないし、お互い気付いたら返事するって感じだった。

(ユリってどんな子だったかな…)

卒業アルバムを見て、ピンときた。
なんとユリはクラスで一番太っていた子だった。
でも今はもやしみたいに華奢だ。

(まさかあのユリちゃんだったとは…女の子は変わるんだなあ)

⏰:09/02/22 00:29 📱:W53T 🆔:NK60LGOE


#272 [優也]
まあユリの正体がわかったからどうだって事はないんだけど。

ユリは看護の専門学生だった。将来看護婦になりたいらしい。
昼間は学校、夜は学費稼ぎにバイト。
大変そうだった。

メールを通して、ユリは本当に真面目なんだと思った。
それに影響されてか、俺もちゃんとした就職先を考え始めた。

⏰:09/02/22 00:34 📱:W53T 🆔:NK60LGOE


#273 [優也]
やりたい仕事はなかったけど、何かしないと駄目だって思った。

俺の今の現状を話すと、ユリは

「頑張ってね!」

と言ってくれた。
なんていうかすごく心強かった。

二十歳になって初就職だなんて恥ずかしいって思ったけど、ユリは俺の背中を押してくれた。

そして就職先が決まった。大手の車関係の会社だった。
俺はユリに速攻、メールじゃなくて、電話をした。

⏰:09/02/22 00:39 📱:W53T 🆔:NK60LGOE


#274 [優也]
「受かった!やっと仕事決まったよ〜」

「本当!?」

電話にでたユリは自分の事みたいに喜んでくれた。

「おめでとう!良かったね、無理しないでね!」

「俺の方こそ!ユリのおかげだよ、ありがとう」

そう言って一瞬戸惑った。ありがとうなんて言ったのは久しぶりだった。

⏰:09/02/22 00:43 📱:W53T 🆔:NK60LGOE


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