宿命

これは２年間の付き合った彼との話。

しんちゃん。

あの時は本当に辛かった。
だけど今は心から感謝しています。

彼氏に悪いから行けないとは言わなかった。

正直行きたい気持ちはあった。
またね、なんて言っておいて実際飲みに行けるかは分からなかったが遠回しに断った。

北村くん
『分かりました。ぢゃあまた今度行きましょう。』

車で少し話してから北村くんとバイバイをした。

ヤバイな..なんとなく。

あたしは一人になってから北村くんを意識してる事を再確認した。

ダメだ。こんな事考えちゃいけない。

自分に言い聞かせた。

...なんなんだろ。
この気持ち...。

その帰りあたしはTSUTAYAに寄った。
そしてLONG SHOT PARTYのアルバムを買った。

別に北村くんが好きだからではない。

ただ本当にいい曲だと思ったからだ。

北村くん、こうゆのが好きなんだ。
見た目に似合わない笑

そんな事を一人思っていた。

次の日は春の予感を感じさせるかのように晴れ渡った朝だった。

朝起きてシャワーを浴びる、化粧をする。
いつもと変わらぬ朝。

一つ違った事。
あたしはローズの香りのボディバターを首筋に塗った。
そして会社に向かった。

ボディバターは基本休日にしか塗らない。

あたしはもう完全に今村君を意識している事を自分で認めざるを得なかった。

この日からあたしの心は揺れていく..

どうしていいか分からず一人、誰にも言えない格闘が始まったんだ。

すみません。
>257
×今村くん
○北村くん
です。

すみません、ご無沙汰しました。

今日からまた続きを書きたいと思います。

↑
我が輩は匿名であるさん

ありがとうございます。
最近仕事が忙しくて更新ゆっくりになると思いますが待っていて下さい

北村君への気持ちを隠しながら、あたしは平然を装い、しんと一緒にいた。

しんに会うより、
確実に仕事で北村君に会える方が楽しみだった。

こんな気持ちになっちゃいけない....

そう思いつつも。