ひとりかくれんぼ
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#61 [りゅう]
『なんで居るんだ!これじゃ俺達二人ともあの女に…』
言葉を続けようとしたが母が遮った。
『あんたはっ!針握ったまま一日中寝てたわけ?まったく!危ないでしょーがっ!』
“は?”
俺は手元を見た。
“あ…”
右手には赤い糸が通った針。
そして左手には綿の代わりに米が詰まったハナチャン。
『クマに米なんて詰めて!頭おかしくなっちゃったんじゃないの?!』
“夢…?”
“夢だとしたらおかしいだろ…”
“夢なわけない!”
俺は和室へと走った。
:08/10/01 16:04
:SH903i
:lvfboGPc
#62 [りゅう]
和室のドアを開きクローゼット内を確かめた。
“全部夢だとしたら…”
あった…
俺の作った塩水が。
“やっぱりおかしいだろ…”
“だって塩水作ったのはハナチャンを縫い終わってからのはずだ。”
“なのに部屋にはまだ縫われていないハナチャンがある”
俺は自分の考えていることが理解出来ないほどこんがらがっていた。
:08/10/01 16:14
:SH903i
:lvfboGPc
#63 [りゅう]
塩水を握りふと思い付いた。
“あの時塩水は甘かった”“じゃーこれは?”
恐る恐る塩水を口にした。
甘かった。
『なぁ…ひとりかくれんぼって知ってる?』
後ろから声がして体がビクッとした。
弟のヤスだった。
俺はとっさに
『知らねぇよそんなの。』と答えた。
『俺知ってる。』
“お前もやったのか?いやまさかな。”
『だからなに?』
俺は口調を強めた。
『俺この前やった。』
弟からとんでもないことを聞いてしまった。
:08/10/01 16:31
:SH903i
:lvfboGPc
#64 [あーちゃん]
終わりですか?
:08/10/01 17:10
:W52SH
:U0W83PC.
#65 [りゅう]
あと少し続きます。
もうしばらくお待ちください(´・ω・`)
:08/10/01 17:41
:SH903i
:lvfboGPc
#66 [みーたも]
がんばれ〜

:08/10/01 17:51
:SO705i
:ggHnYrTs
#67 [りゅう]
『あっそ。で?』
俺は冷静に聞いた。
『塩水が甘かった。』
“俺と一緒じゃん。”
『女が出てきた。』
“これも俺と一緒だ!”
『どんな女だったんだ?もしかして汚らしい髪の長い女じゃ…』俺は聞いた。
『そう。』弟は答えた。
“偶然すぎる…”
『俺人形を燃やしたはずなのに…』弟はボソッと言った。
“?”
『はずなのに?どーしたんだ?』
『…………………。』
弟は黙ってしまった。
『おいっ!気になんだろーが!』
:08/10/01 18:09
:SH903i
:lvfboGPc
#68 [りゅう]
『今日兄貴が持ってた…。』
『!!!!!』
俺は体中冷や汗だらけになった。
『お前あの人形使ったんかよ…』
弟はうなずいた。
これ以上この話しをするのは止めようと二人で誓った。
次の日はハナチャンを燃やそうとしたが『火事になるからやめて!』と母に言われゴミ袋に入れゴミ置場に投げ捨てた。
:08/10/01 18:26
:SH903i
:lvfboGPc
#69 [りゅう]
ゴミ置場にハナチャンを投げ捨ててから数日たった。
あれから奇妙な体験はなく、いつものように仕事をし帰宅した。
夕食の席で母が一言。
『これ庭に落ちてたわよ』
それはハナチャンだった。
:08/10/01 18:30
:SH903i
:lvfboGPc
#70 [りゅう]
長々と読んで頂きありがとうございました。
嘘くさい。
作り話だろ?。
と思った方が大半でしょう。俺も今だにあの不思議な体験が信じられません。
しかし事実です。
信じてくれとは言いません。だってそんなこと言っても信じてはくれないでしょう?
あと、ハナチャンなんですがあのあと親に事情を話し某人形寺(髪の毛が伸びる人形があるお寺です。)に預けています。
以上で俺の体験談を終わります。
駄文で申し訳ありませんでした(;´Д`)
:08/10/01 18:40
:SH903i
:lvfboGPc
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