本当にあった怖い話【小説板編】

かなさん
はるたそさん
リんさん

ありがとうございます
( ´艸｀)
頑張って書きます～

>>464より
人形更新します

それは住職さんがまだ３０代だった時の事

住職さんがいたお寺にはたくさんの人形を預かっていて、それを供養し保管する部屋がありました
預かる人形の種類も様々あったそうです

そんなある日

莫大な資産持ちの夫婦がいて、屋敷が古くなった為に屋敷を潰して立て直しすることになったそうなんです。

そこで、屋敷にあったたくさんの日本人形がお寺に預けられました

預けるといってもまたその夫婦に返す訳ではなくお寺で供養して保管することになる

要するに不要になった

人形たち‥

数が多いだけに保管部屋の雰囲気もガラリと変わってしまった

預かった日本人形の大半は白肌におかっぱ頭、ちょっとぽっちゃりした感じだったが、その優しくも見える真っ黒な瞳に強く引き込まれる感覚を住職は受けた‥

とても高価な人形に違いない‥

そう思った

その時はまだ先代が亡くなっていなかったので、住職は人形の部屋のお手入れもなどもしていた

人形がきて一週間くらいだっただろうか‥

住職
｢ん？｣

いつものように人形部屋を掃除しているとあるものを発見した

それは

か‥髪の毛！？

よく見ると部屋のいたる所に髪の毛が落ちている

はっ！！と人形を見た

‥人形と静かに目が合った、ただ黙って人形はこちらを見つめている

ま‥まさか

そう、それは見比べてみると長さからしても一目瞭然
日本人形の模造品の髪の毛だった‥

部屋の環境がわるいのか？
乾燥しているため？

だがこんなケースは初めてだ‥

しかも人形をよくみると抜け落ちた髪の人形もいれば、髪の毛が少し伸びている人形もいる

住職は先代に話したが
こんなことは今までに例がなく、しばらく様子をみることにした‥

次の日

部屋に入った住職は目を疑った

掃除をしたにも関わらず以前に増して部屋一帯に髪の毛が抜け落ちていた
これは人形になにかしらの念が込められていると思った先代が人形供養することにした