『一生の後悔』

22歳になった俺が、18の時に愛した女との話。
文章は苦手ですが、過去と決別して前に進む勇気が持てるように書かせてください。

やっと決まったその子の名前は"えりなちゃん"。
梨沙とは中学の時の同級生で、ｶｽﾞﾏｯﾁとはタメで俺にとっては１個上の先輩。

えりなちゃんは、介護福祉士をしていて、俺らの地元から車で１時間弱は離れた所で１人暮らしをしているようだ。
性格も温厚で明るく、歌が上手くて料理も上手い子らしい。

ｶｽﾞﾏｯﾁはプリクラを見た時から気に入っていたようだけど、この話を聞いて他の子には迷いもせず、えりなちゃんに決めた。

俺もどんな子かプリクラを見た。

はぁぁ？え‥う～ん…(笑)

俺だったら、絶対この子は選ばない(笑)

えりなちゃんはレゲエとかが好きらしく、服装もレゲエを軽く意識したカジュアルっぽい感じで、化粧はしてるかしてないかわからないくらい薄い。

まぁ…化粧塗りたくって、プリクラの光や角度で整形並みに詐欺ってる子よりはマシなのかも知れないけど体型が‥あの…ちょっとね(笑)

あだ名を付けるなら…
ゴードンかな(笑)
芸能人に例えるなら…
伊集院光かな(笑)

いくら女に困ってても普通ならそれだけで予選落ちだろうってレベル。

でもｶｽﾞﾏｯﾁは、この小説を読んでる女の子には申し訳ない言葉だけど、俺らの周りでは自他認める
"汚物処理班"
として昔から活動していたので、当然といえば当然のことだから別に驚きはしなかった。

要するにB専っていう。

梨沙もさすがに少し動揺していて、口を濁しながらもえりなちゃんの見た目の事を説明しながら
｢まじで？まじでいいんやな？絶対文句なしな(笑)｣というようなことを言っていた。

そりゃそうだ。
普通の感覚の男が合ｺﾝや紹介でえりなちゃんを連れて来られたら…怒るか、何も言わずに帰るだろうし(笑)

それでもｶｽﾞﾏｯﾁは

｢見た目なんか関係ない。俺ももうマトモな恋愛したいし、元ｶﾉも忘れたい。
大事なんは性格やろ？
てかどんだけ見た目良くても中身がなかったら女としてってより人として価値ない思うし♪｣

と、えりなちゃんを猛プッシュした。
梨沙も、それを聞いて安心したようで、
｢ｶｽﾞﾏｯﾁは見る目ある♪｣
と、早速えりなちゃんにメールを送っていた。

すぐに返事は来て、すぐに話もまとまり、その日のうちにｶｽﾞﾏｯﾁとえりなちゃんは連絡を取り合う仲になった。

俺は面白半分、
梨沙は｢えりな傷つけたらｶｽﾞﾏｯﾁは処刑やぞ(笑)｣
と言いながら応援することにした。

ｶｽﾞﾏｯﾁは用が済むと足早に家に帰り、俺と梨沙の２人だけの時間…
ゲームをしたり、テレビを見たり、特に何をするでもなくゴロゴロしながら時間を過ごした。

梨沙からすれば無駄な時間だっただろうな‥
それでも文句ひとつ言わず｢一緒におれるだけで幸せ｣と、付き合い始めたころと相変わらずに優しい言葉をかけてくれた。