「大好きでした…」
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#1 [主] 08/11/19 01:03
あなたと出会って
愛という幸せを知り、
癒やせない痛みを知り…
今思うとあの頃は
辛くて悲しくて毎日苦しい日々だった。
出会わなければよかった、と毎日毎日、思ってた。
だけど今じゃ
出会えてよかったと
胸を張って言える。
最期に言いたかった言葉…
「大好きでした…」
#27 [主]
─彼は振り向く。
─私は固まった……。
………………
「あっ!ああ、あのっ…!」
:08/11/22 07:10
:SH903iTV
:pcduDrYo
#28 [主]
声をかけたものの、パニックになって頭が真っ白になる。
美奈!助けて!
と言わんばかりに美奈のほうをチラッと見たら5歩ぐらい離れたとこにいた。
え……
み、美奈……
助けてくれるんじゃ……
しかし引き返せないこの状況…。
:08/11/22 07:12
:SH903iTV
:pcduDrYo
#29 [主]
もうヤケやー!
「あの…!彼女とかいるんですか…?」
思い切って聞いてみた。
「…いや…おらんけど…」
「じゃ、じゃあよかったら番号とか教えてほしいんですけど…」
「……ええよ。」
:08/11/22 07:14
:SH903iTV
:pcduDrYo
#30 [主]
─この日が彼との初めての出会い。
いつか、この出会いを死ぬほど悔やむ日が来るなんて……
私はまだ知らなかったんだ…………。
:08/11/24 00:09
:SH903iTV
:1v.BTHTo
#31 [主]
─彼の名前はタク。
出会った日から毎日欠かさずメールをしてた。
内容は
今何してる、とか
テレビの話とか
学校の話……
そんな普通のメールでも私は十分幸せだった。
:08/11/24 00:10
:SH903iTV
:1v.BTHTo
#32 [主]
毎日バンドと学校で忙しい彼に、なかなか二人で遊ぼうとは誘えず
一ヶ月に一回あるかないかのライブには必ず見に行っていた。
何度か会ってわかった事─
タクは極度の酒好きで、強いくせにいつもベロベロに酔っ払うほど、毎日毎日呑んでいた。
ステージの上でビールや焼酎、日本酒をラッパ飲みする時も度々あった……。
:08/11/24 00:15
:SH903iTV
:1v.BTHTo
#33 [主]
「舞ぃ〜エッチしよ〜」
甘えた声で私に抱き着くタク。
酔っ払ったタクは、そうやっていつもベタベタしてくる。
そんな彼の態度に、まだ私は恋愛対象に入るんだと馬鹿みたいに考えていた……。
:08/11/24 00:19
:SH903iTV
:1v.BTHTo
#34 [主]
─何度かライブに顔を出すようになって、山崎くんとも仲良くなった。
山崎くんとは学年は同じだけど一年ダブったらしく、年齢は私たちの一個上。
だからなのか、周りよりだいぶ大人びて見えた。
「舞〜!!」
振り向くと、手招きして私を呼ぶ山崎くん。
隣には美奈もいるのにいつの間にか、山崎くんは私に話し掛ける事の方が多くなっていった。
:09/01/13 06:43
:SH903iTV
:kJ.O0ivQ
#35 [主]
「舞、髪型変えたん?!
むっちゃかわいいやん。
似合う。」
小さな変化にも気付き、さらっと褒める山崎くん。
「ありがと…」
正直、複雑だった。
隣には美奈もいる。
積極的な美奈の気持ちに山崎くんも気付いてるはず。
わかってて私をいつも特別扱いする。
:09/01/13 06:43
:SH903iTV
:kJ.O0ivQ
#36 [我輩は匿名である]
:10/01/15 08:35
:PC
:AkxjaZcI
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