恋をする理由
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#1 [りか] 09/01/10 22:48
#29 [りか]
それから何度か電話をした。
大抵1時間は話してた。
いつも“会ってみたいね”って言いながら、佳彦の部活と、あたしのバイトでタイミングが合わなかった。
今日もいつもみたいに電話をしていた。
『今週末、試合が有るんだけど観に来る?』
佳彦と会える!
あたしは“絶対行く!”って答えた。
:09/01/21 00:27
:F01A
:☆☆☆
#30 [りか]
沙樹から聞いた佳彦の容姿は、あたしがイメージした佳彦とは全く違っていた。
色黒で目が細い。
明日、初めて佳彦と対面する。
あたしも容姿は良くない。
背は低いし、髪も短い。
しかも可愛いとは言えない顔…。
落胆されるのがこわい。
:09/01/23 00:13
:F01A
:☆☆☆
#31 [りか]
翌日、愛と2人で試合会場へ行った。
佳彦達の学校は試合している。
背番号10。
中央から走っている姿を見つけた。
ドキン…。
愛が何か言ったが、よく聞こえなかった。
あたしは佳彦に釘付けになった。
:09/01/23 14:07
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:☆☆☆
#32 [りか]
佳彦は足が早い。
沙樹の言っていた通り、色黒だ。
顔は…確かに目も細い。
でも、想像していた佳彦とは全く違った。
佳彦のアシストと、佳彦のシュートで2対1で佳彦の学校が勝った。
試合後、水飲み場で騒いでる佳彦に思い切って声をかけた。
『あの…、山崎くん?』
佳彦は振り返り笑った。
『片瀬さん?』
:09/01/24 00:47
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:☆☆☆
#33 [りか]
あたしは山崎と向き合い挨拶をした。
山崎は笑うと目が線みたいに細くなった。
あたしの胸の音は高鳴った。
少し話しをして、今夜電話をする約束をして別れた。
:09/02/02 23:35
:F01A
:☆☆☆
#34 [りか]
佳彦達、北工業の試合が終わり、愛と帰ろうとしていると佳彦が呼び止めた。
佳彦の隣には西川純が居た。
『片瀬さんの会いたがってた、純を連れて来たよ!』
あたしは佳彦と知り合うきっかけになった、西川のことをすっかり忘れていた。
:09/02/02 23:40
:F01A
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#35 [りか]
間近で見る西川はきれいな顔をしていた。
奥二重で鼻筋が通っている。
背も高くて、サッカーで焼けた黒い肌から笑うと白い歯が見える。
完璧な男前だった。
『2人とも何か話したら?』
佳彦に言われるまで、あたしは見とれていた。
西川は佳彦の一言で笑った。
『片瀬さん背、低めだよね。』
身長ネタ…。
『うん…。152センチしかないの。
西川くんは背高いね。』
『俺は183位だったかな?』
『いいな
あたしにもその身長羨ましい!』
:09/02/02 23:49
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#36 [りか]
ドキドキしながら西川と会話する。
西川の横には佳彦が居る。
―ねぇ佳彦、西川くんと話してる間もあたしは佳彦を見てたんだよ?
あなたは全然気付いてなかったけど…。
あたしは西川と電話番号を交換して、さよならした。
:09/02/07 17:08
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#37 [りか]
佳彦との電話や西川との電話…。
でも、あたしが一番声を聞きたかったのは佳彦だった。
会いたいねって話しても、なかなか会うことが出来ない。
その内、夏休みになる。
受験勉強もほどほどに毎日、佳彦のことを思っていた。
そんなある日、佳彦から明日なら会えると言われた。
:09/02/07 23:59
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#38 [りか]
部活が終わってシャワー浴びて駅に着くのが多分1時過ぎ…。
あたしは少し早めに駅で待った。
佳彦と2人で会うのは初めてで、服の好みも分からない。
とにかく緊張した。
約束の1時半を30分遅刻して彼は汗だくで来た。
『待たせてごめん!』
『こっちこそ、部活お疲れ!』
:09/02/08 00:04
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