末期性的感情。
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#1 [Lightning] 09/01/11 23:31
俺が中坊ん時の話です。
マイペース更新です。
気軽に立ち読みどうぞ。
#37 [Lightning]
多分、その時だったかな、俺が何かを感じたのは。あ、何かが起こるのかも知れないと。
そして、じーちゃんは俺を見て、「フミ、今日、あんたを呼び止めたのは、事実を伝えなくてはいけなかったからなんじゃ。早く言いたい、早く会って話がしたいと思うだけで、会える機会などは無いと思っていたが、ここであったが何かの縁じゃ。話しておかなければならんじゃろう。」
:09/03/04 21:14
:SH903i
:☆☆☆
#38 [Lightning]
その後、じーちゃんの口から発せられた言葉に、俺は何も言えなくなってしまった。「実はのう、、、、、、。麗はこの辺りに、今も住んでいるんじゃ。とは言っても、ここの家にはおらん。何故かと言えば、この偏屈爺を嫌っておるからじゃろう、全く寄ってこん。それでな、両親は離婚したのでは無い、自殺したのじゃ。生計が立てられないからと言って、麗の事を残して首を釣りよった。全く呆れた親ぶりじゃよ。」
:09/03/04 21:20
:SH903i
:☆☆☆
#39 [Lightning]
じーちゃんはさらにこう続けた。
「ワシは必死で止めたんじゃが、聞かなかったのう。娘なんかより苦しみから逃れる方が先じゃとな。そして、そのまま、逝ってしまったと。それから、麗はあんたらが噂している通りの廃人になってしまった。だから、心身を癒してもらう為に、今はこの近くの、知り合いの神社に預けとるんじやよ。今はゆっくり回復しておるそうじゃよ。ただし、ある1点を除いてはな。」
:09/03/04 21:26
:SH903i
:☆☆☆
#40 [Lightning]
「それはのう、麗には記憶が無い。と言うか、ワシら家族以外の、誰の名前も覚えておらんし、どこの学校に行っていたのかもわからんようになっておるんじゃ。おそらく、両親が自殺した事が一時的なショックになっておるんじゃろう。その部分については、今の所、回復の見込みは無い。」「………何か、手立てはねぇのかよ?。」
:09/03/05 11:06
:SH903i
:☆☆☆
#41 [Lightning]
「何か、と、言われてもなぁ。…そういえば、前に、ワシの担当の医師から聞いた話じゃが、かつて彼が担当した患者に、麗と同じように、記憶を無くしてしまった少年がいたそうじゃ。その少年も、回復の見込みは無いと思われていたんじゃが………。ある時期から、その少年の親友だった少年がその少年と会ったり、話したりしている時に、昔の記憶が頭を過ぎっているような場面が見られるようになったらしいんじゃ。」
:09/03/05 11:16
:SH903i
:☆☆☆
#42 [Lightning]
「それは例えば、その親友の名前を呼んだり、自分から昔話を始めたりしたそうじゃよ。そして、その少年は1年後に記憶障害から脱出したそうじゃ。だから…。」
「………………。」
「だから、な、フミにも、その可能性は、十分にあるんじゃないかと、ワシは思ったんじゃがのぉ。」
「…じーちゃん、ありがとう。俺、麗に会いたい。麗に会って、あいつの記憶、呼び戻してやりてぇ!!。」
:09/03/05 20:52
:SH903i
:☆☆☆
#43 [Lightning]
「………会ってくれるのか?。麗に?。」
「………おう!!。」
「そうか。そうか。うん、フミ、お前は、ガキの頃から一つも変わっとらん、無鉄砲で、考え無しで、どーしようもない馬鹿じゃ!!。」
「………へへっ。うっせぇ。」
「変わっとらん。変わっとらんよ、お前は。」
「じーちゃんもな。」
「はははははは。」
:09/03/05 20:57
:SH903i
:☆☆☆
#44 [Lightning]
じーちゃんと俺は、いつまでも笑い合っていた。
そして、次の日、俺はとうとう、麗に会う事になった。
:09/03/05 20:59
:SH903i
:☆☆☆
#45 [Lightning]
大変申し訳ありませんが、この小説は執筆を休止させて頂く事になりました。
読んで下さっていた方々、ありがとうございました。また、必ず戻って来ます。では、またいつか。
2009,3,17(Tue) Lightning.
bye!!
詳細→http://bbs1.ryne.jp/r.php/novel/4164/
:09/03/17 21:25
:SH903i
:☆☆☆
#46 [Lightning]
:09/03/17 21:26
:SH903i
:☆☆☆
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