輝きはいつも君

これは私あゆみが
実際に見てきたもの
14歳～19歳までの
忘れがたい話し

現在19歳。
一度も忘れた事はない
君が放つ輝きも
君が見せた冷めた目も
全てあたしが狂わせた

いつか完結したら
君に届けたい

ごめんなさいとありがとう

案の定責任を感じたれいなが
自ら脱退し
バンドは終結した…

それからは本当にれいなを見なかった

龍希に会った時聞いたら

鬱…幾度の自殺未遂

今は誰にも会ってくれないらしい…

り｢なぁあゆみ…
　何でだと思う?
　あんな元気だったのに｣

あ｢エイズぢゃね?ﾌﾌ
　やりすぎっしょ～♪｣
り｢…死んどけかす｣

あ…また言っちゃった

自分への嫌悪感を
れいなのせいにしていた

それから一度も
れいなは現れぬまま
れいなは高校に入った

付属らしく私立のエスカレーター

そして彼女は狂ったんだ

私の親友の香奈美が働く
新宿のキャバに
れいなが本入したと
聞いたんだ…

れいなのキャバの名刺は
貫禄があった
裏に顔写真があり

もう昔のれいなはいなかった…

新人のれいなを
香奈美はとても可愛がり
２人は姉妹の様だった

でもれいなは学校をさぼり
仕事あがりは男の家に
上がり込んでいたらしい

ある日香奈美と遊んでいると
香｢あゆさーれいなの事
　そんなに気になる?｣
あ｢別に…興味ないし｣
香｢ならいーけど
　会えるよ
　うちのマンションの
隣のアパート
　溜まり場だから｣
あ｢うち行ったら場違いじゃん｣

香｢素直んなりなよ
　今なら許してくれるって｣
あ｢何で?｣

香｢…とにかくきなよ｣

その時の香奈美は
今思うと不自然だった
だけど当時私は
仲直り出来るなら…と
その日のうちにアパートへ
足を運んだ

あ｢くっさー…｣
煙草と酒と…生臭さ
香｢ﾝﾊｯ…達也、ｱﾝ
　こいつがあゆっみだよ
　ｱｧ…ｲｯﾁｬｳ…!!!｣
達｢あゆちゃんﾖﾛｼｸ
　こっちおいで～｣