僕らの二十四の瞳
最新 最初 🆕
#1 [あかり] 09/02/18 21:12
これから、今は離れ離れとなった数少ない仲間たちに感謝の気持ちを込めて、
彼らとの日々をここに書き綴っておきたいと思います。

記憶が曖昧で上手く書けないかも知れませんが、よろしくお願いしますm(__)m

#7 [あかり]
恩師の家は、駅から歩いて三分も経たない場所にある。

中学のお別れ会を開いた時に、一度同級生の皆で訪れたことがある。

その当時、家を建てたばかりということもあって、真新しさと広さに感激した。

和の心を嗜む恩師ならではの、木の温もりや風情を感じる、立派な一軒家だ。

⏰:09/02/18 22:04 📱:SH705i 🆔:i37NUk66


#8 [あかり]
「おじゃまします。」

玄関でブーツを脱ぎ、家に上がる。

鈴子と良太が、廊下に入ってすぐ右にある部屋に先に入った。
私は一先ず、ひっそりと中の様子を伺ってみることにした。

「久しぶりー。」

室内にいた全員が、こちらに視線を向ける。

⏰:09/02/18 22:12 📱:SH705i 🆔:i37NUk66


#9 [あかり]
「わっ!康司がホストに見えた!」

一番に視界に飛び込んできた、金髪の彼を見て思わず発した。
黒い服を着ていたので、それが彼らを象徴するスーツに見えた。

私の発言に、一同が笑う。
「俺、こんなホストが店にいたら帰るわ。」

彼の隣に座る竜太郎という人物が、軽いツッコミを入れる。

⏰:09/02/18 22:26 📱:SH705i 🆔:i37NUk66


#10 [あかり]
「あかり、久しいのう。」

この家の主であり、私たちを二年間担任として受け持っていた服部先生が、私に挨拶をする。

その隣には、私たちが三年の時担任を務めていた、日下部先生の姿も。

「翔馬たちも、もうそろそろ戻ってくると思うから。」

日下部先生が、腕時計に目をやる。

私は、久美という子の隣に座った。

⏰:09/02/18 22:33 📱:SH705i 🆔:i37NUk66


#11 [あかり]
久美と二人で成人式での着物の色などを言い合っていると、買い出しの担当だった男子たちが戻ってきた。

彼らが両手に抱えた袋には、お菓子や酎ハイなどが一杯に入っている。

「よーし、これで全員揃ったな。とりあえずそれ開けようか。」

日下部先生の指示で、テーブルに三つ並んである、オードブルの袋の縛った部分を緩める。

⏰:09/02/18 22:48 📱:SH705i 🆔:i37NUk66


#12 [あかり]
人数分置かれたコップに、ビールや焼酎、酎ハイなどをお互いに注ぎ合う。

「それじゃ皆さん、二十歳の成人式と久しぶりの再会を祝って、乾杯〜!」

服部先生の挨拶で、同窓会は幕を開けた。

二十歳になってからも全く関心がなかった、酒を口に含む。
これが大人の味というものか。

⏰:09/02/18 23:01 📱:SH705i 🆔:i37NUk66


#13 [あかり]
「あかり、こないだ中学校に行ったら、お前がボードに描いた一明の似顔絵、まだ残ってたぞ。ほら、文化祭で使った奴。」

久美の隣に座る翔馬が、彼女を挟んで私に言ってきた。
向こう側から、ひょっこりと顔だけを覗かしている。

「本当に?」

そんなこともあったな、という気持ちと、中学時代の痕跡が未だに残っているという凄さに驚いた。

⏰:09/02/18 23:12 📱:SH705i 🆔:i37NUk66


#14 [あかり]
「それにしても、号令を掛けたら全員揃うことが、何よりも素晴らしいのう。」
祝杯が落ち着いた所で、日下部先生がこんなことを皆に言う。

私はそこで、一人ひとりの顔を確認した。
康司は一際目立つ髪型をしているが、皆最後に会った時と容貌はさほど変わらない。

そう、あの日私たちは、確かに同じ時を過ごしていた―

⏰:09/02/18 23:44 📱:SH705i 🆔:i37NUk66


#15 [あかり]
第一章 「故郷」

⏰:09/02/18 23:58 📱:SH705i 🆔:i37NUk66


#16 [あかり]
私、木村あかりは、とある県にある小さな島で生まれた。

島にはコンビニや信号機などはない。
夜の十時には全ての店が閉店し、道路なども全く整備されてない。

島外を行き来する時の交通手段は、一時間に一本のペースで出ている、汽船だけである。
主に島民は、この船で島外に出向いて、生活必需品などを調達する。

⏰:09/02/19 00:08 📱:SH705i 🆔:7LcYu.TA


★コメント★

←次 | 前→
↩ トピック
msgβ
💬
🔍 ↔ 📝
C-BoX E194.194