‥…―姉と妹―…‥

´
わかってたよ・・・

これが運命だって

さようならは辛いから

ありがとうって言うね

今でも貴女は私の大切な人だから
、

　
まーそんなこんな?でついにセンター試験当日がきた

今までの努力が試される

朝はお母さんと、(なぜか)お父さんもいて見送ってくれた

「がんばんなさいよ?トイレ行っとくのよ?緊張したら人人人って手に書いて…(云々」
心配性の母…
「いいから、自信持ってやりなさい」
妙に自信満々な父…
つかお父さん仕事は？!

二人に見送られてあたしは校内へ入った

　
>>21様

ageありがとうございます!!

　
>>20..続き

親と別れて試験室に行こうとしたとき、後ろから声をかけられた。

「さく～」

聞き慣れた声
久々に聴く

「ちーちゃん!!!!」

あたしはワケが分からず「どーしたの?なんでここおると?」「仕事は?」とか質問攻めした

ちーちゃんは何も言わずにあたしに袋を差し出した

　
「…なに？」

中を見るとそこにはお守りが入っていた
太宰府天満宮のお守り
ピンクできれいな刺繍入り

「試験頑張り!さくなら大丈夫やけん」

「…ありがとお」

泣きそうになったけど我慢した

　
ちーちゃんがあたしの中で大きな存在になったのは、こういう優しさの積み重ねがあったからだな

「あたし仕事戻らんといかんけん!!行くわ。頑張ってね」

ちーちゃんはドタバタと帰って行った

わざわざ仕事抜けてきてくれて　ありがと

…

あたしはちーちゃんに後押しされて、ベストコンディションで

1日目、2日目、とくにハプニングもなく試験を終えた

　
自分の手応えはまぁまぁ…

でも帰ってから自己採点したら普段より数十点多く取れていた

やっぱこれは…ちーちゃん効果★

あたしはそのことをすぐにちーちゃんに電話した

『もしもーし？ちーちゃん!!今日はありがと』

『よかよ！試験はどーやったぁ??お守り効果あったァ??』

『あったあった!!いつもの模試より点数上がっとった!!』

あたしは大はしゃぎで伝えた

『ちーちゃんのお蔭やわ』

素直に伝えると、電話の向こうでちーちゃんが笑った

　
ほんと心地良い声だなぁちーちゃんの声って…

『あ!長電話してごめん!!もしかしてたごやん来とる??』

『きとらんよ!…………てかな～あたしら別れたんよ』

『え!!なんで??』

別れた??
たごやんとちーちゃんが？
初耳だった

というか意外だった
すごいラブラブだったし

『んーまぁ、色々。でも心配いらんよ』

　
そんなんいわれたって…心配するよ…

『いつ？』
『12月のはじめくらいだったかな』

だいぶ前だ…

あたしが受験だったから言わないで黙ってたのかな

何も言えずにいると、ちーちゃんが『これからはどんどん泊まりにおいで！勉強も教えれるから』と言った

2歳違いでお姉さんが行ってる大学受験するのにお姉さんは仕事？

お姉さん学生じゃないの？