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#1 [、] 09/03/15 04:17
今を穏やかに生きるためには、心の中の牢屋に、厳重に鍵を掛けて閉まって置かなきゃならないことがある。

よぼよぼのおばあちゃんになったとき、きっと笑いながら話せる日が来るはずだから。



これはあたしの"全て(人生)"です。

#6 [、]
もし良ければ、読んだ方はコメントしてください。

どんなことでも受け止めます。

もうあたしの中で覚悟は出来ているんです。

⏰:09/03/15 04:31 📱:D704i 🆔:DYH25Kgo


#7 [、]
( プロローグ )

あたしは田舎の中でもまぁ栄えてる方の街に生まれました。


お母さんは昔からとても優しく、「お母さん」と言うよりは「友達」のようでした。

ただお母さんは昔から体が弱く、入退院を繰り返していました。

⏰:09/03/15 04:35 📱:D704i 🆔:DYH25Kgo


#8 [、]
お父さんは、昔からずっとイライラしていて、「怖い」と言うより「恐い」。

すぐそのイライラを人にぶつける人で、あたしは今でも彼が大嫌いです。


だってお父さんはお母さんやあたしを殺そうとしたから。

⏰:09/03/15 04:37 📱:D704i 🆔:DYH25Kgo


#9 [、]
お母さんはあたしが小学4年生のとき、大きな手術をしました。

まだ小さいあたしにお母さんは、

「ちょっといつものぜんそくが悪いのよ」

と、説明しました。


長い長い入院生活が終わって、退院してしばらくしてからでした。

⏰:09/03/15 04:40 📱:D704i 🆔:DYH25Kgo


#10 [、]
夜、トイレに行こうとして、リビングを通ろうとすると…

そこには…。


お母さんの首を締めているお父さんの姿。


「なんでお前はそんなに体が弱いんだー!!」

お父さんは叫んでいました。

⏰:09/03/15 04:42 📱:D704i 🆔:DYH25Kgo


#11 [、]
まだ幼かったあたしには、その映像はあまりにも悲しすぎて、怖くて…。

その場から一歩も動けませんでした。



しばらくすると、お母さんの泣き声。


…お父さんはやっと手を離しました。

⏰:09/03/15 04:44 📱:D704i 🆔:DYH25Kgo


#12 [、]
小さい頃はそんなことが多々ありました。

あたし自身も何度となく、お父さんに殺されそうになりました。


周りの友達は「お父さんが大好き」って言っていたけれど、あたしには理解出来ませんでした。

あたしからお父さんへのイメージは…。


ただただ「恐怖」の二文字。

⏰:09/03/15 04:47 📱:D704i 🆔:DYH25Kgo


#13 [、]
そのときのお母さんの大きな手術の原因は、中学卒業のときに初めて知らされました。


「癌」だったのです。


あたしはそれまで全然知りませんでした。


お母さんはいつも隣で笑っていたから。

⏰:09/03/15 04:49 📱:D704i 🆔:DYH25Kgo


#14 [、]
あとあたしの家族には、おばあちゃんが居ます。

おばあちゃんはお父さんが小さい頃に離婚しています。

お父さんのお父さんはそうとう遊び人だったらしく、お父さんには義理の兄弟がたくさん居るそうです。

そしてお父さんのお父さんは、借金をたくさん残したまま、おばあちゃんと離婚したそうです。

⏰:09/03/15 04:51 📱:D704i 🆔:DYH25Kgo


#15 [、]
おばあちゃんは離婚してから、休みことなく毎日働いています。

働くことが"生きがい"になってしまうほど。

80歳になった今現在でも、毎日朝早くに仕事に出掛けていきます。

⏰:09/03/15 04:53 📱:D704i 🆔:DYH25Kgo


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