友達＜男

授業も集中できずにボーッと過ごした４時間…

あっという間に昼休みになった｡

二人きりで会うのは初めて…
とゆうか会うの自体初めてであたしは緊張どころではなかった｡

ユウと会うから朝早く起きて髪巻いて丁寧に化粧して……

待ち合わせ場所に向かう前もトイレに寄って身だしなみをチェックした｡

階段をかけあがって待ち合わせ場所に着いた｡

…………ｶﾞﾁｬｯ

ドアを開けるともうユウが座って待ってた｡

『おぅっ』

ユウはニカッて笑って手招きした｡

あたしはウンと頷いてユウの隣に座った

……けど緊張して喋ることができなかった｡

そしたらユウは

『弁当食べよ？』

って言ってお弁当食べることになった｡

何の会話をしたかなんて全く覚えてない(笑)

ただ､お互い入ってた卵焼きを交換こして美味しい…なんて言ってたっけ？

食べ終わった頃には普通の会話をしてた｡

そしたらユウはあたしの頭を抱くように引き寄せてくれた｡

『な､なに？///』

『別に…』

そう言ってただただ､あたしのことを撫でてくれた｡

嬉しくて甘えてもいいのかな？なんて思って､あたしもユウにもたれかかった｡

『なんか恥ずかしい…//』

ユウの前で初めて甘えられた｡
初めて素直になれた｡

『これからもちょくちょく食べるか♪』

ユウも優しくそう言った｡

幸せな一時ってほーんとすぐ過ぎちゃう｡

二人してちょっかい出し合ってると

ｷｰﾝｺｰﾝｶｰﾝｺｰﾝ…♪

昼休みの終わりを告げるチャイムが二人きりの狭い部屋に鳴り響いた｡

現実の世界に戻ったあたし達は自然と離れてた｡

先に口を開いたのはユウだった｡

『先…教室行きな？
またメールするから』

『わかった…
メール待ってるねっ』

そう言ってあたしは立ち上がり軽く手を振って部室を出た｡

少し小走りで教室に帰るあたし｡

絶対絶対にやけてたんだろな……

教室に入るとすぐカエのとこに行った｡

『カーエー///』

『おっつ♪
随分幸せそうな顔してんじゃんかー><』

『やばかったよぉ…
わぁ…泣きそぉー///;;』

って､泣いちゃった(笑)

次の時間は選択授業で好き放題って感じだったからずぅっとカエと話してた｡