－あなたの幸せ

美咲はあなたの笑顔が
だいすきです…。

いつまでも変わらない
その笑顔でずっとずっと
笑っていてください。

美咲も笑顔になれます。

美咲の幸せはあなたが
笑っていることだよ…
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『佳奈ごめーん！！』

やっと準備ができて急いで佳奈が待ってる玄関へ行った。

「まったく美咲はしょーがないなぁ(笑)」

急いで出てきたため、朝食を取っていない。

学校の購買でパン買おっ！
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学校に着き、佳奈とはクラスが違うのでバイバイした。

教室に入り友達に挨拶する。

『結花おはよ～！朝ご飯食べてないから購買ついてきて♪』

「また寝坊？(笑)」

『うん(^^;)』

「いいよー！私もお菓子買うし☆」

『ありがとーっ！』

お礼に結花に抱きついてあげたら突き飛ばされた(笑)
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朝礼が終わってから２人で購買に向かった。

ちょっとならんでるのを見て、美咲と同じ人いっぱいいるし！と思った。

美咲たちの番がきて購買のおばちゃんに

『クリームパン下さい！』

と言った。
するとおばちゃんは残念そうな顔をして言った。

「ごめんね今日クリームパン少なくてさっき売り切れちゃったの」
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まだ９時前なのに!!

『売り切れちゃったんですかΣ(￣□￣)？』
「そうなの…ごめんねぇ」

『いえ！じゃあチョコパンで』

「はい１００円ね」

１００円を渡し、チョコパンを受け取った。

『今日はすごくクリームパンの気分だったのにー(>_<｡)』
.

　
「チョコもクリームも変わらないじゃん！(笑)」

なんとも男っぽい発言をした結花を軽く睨んだ。

「ねぇねぇ」

結花と睨み合っていると誰かに話しかけられた。

『…はい？』

にらめっこを一時中断して声がする方に顔を上げた。
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「俺別にチョコパンでもいいから変えてあげよっか？」

一部始終を見ていたと思われるここの学校の制服を来た男子生徒が右手に持っているクリームパンを差し出しながら言った。

『えっ？』

その男の人は笑いながら

「クリームパンが欲しかったんでしょ？」

と言った。
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履いているスリッパを見たところ先輩だとわかった。

『…いいんですか？』

「全然いいよ(笑)」

そう言って笑った顔にとても胸が高鳴った。

『じゃあお言葉に甘えて！！
本当にありがとうございます』

「そんなにクリームパン好きなの？
お礼に名前教えてよ(笑)」
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『大好きです♪狩野美咲です』

「そっか！俺は矢野俊介」

──矢野俊介。

『クリームパンありがとうございました！矢野先輩(笑)』

丁度そのとき１時間目を知らせるチャイムが鳴った。

「いーえ！じゃあな」

軽くお辞儀をして私たちも教室に戻った。
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後から聞いてわかった矢野先輩のこと。

彼はサッカー部で２年生。
後輩からは優しくて人気らしい。

『矢野先輩のこと知らなかったから誰か全然わかんなかった』

「えー矢野先輩知らなかったの？」

『うん…』

「美咲はホントそうゆう情報興味持たないよね～(笑)」
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それから矢野先輩に会ったら挨拶してくれるようになった。

私はだんだん先輩のことを目で追うようになった。

そしてある日の放課後。

学校が終わってバイトまで時間があったからコンビニで時間を潰していた。
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