ｻｸﾗのだめんず日記

今まで数々と知り合っただめ男…

最もハマったダメ男３人の話を軸に、他に知り合った強烈キャラの男たちの話をかきます★

実話です

田川くんはリカに
気があるっぽいので
リカが頼めば速攻ＯＫしてくれるだろう。

━━━━…案の定、
田川くんはＯＫしてくれ
次の日あたし達は
田川くんの運転する車に
ゆられてＭ市まで向かった。

Ｍ駅前に着いて、
リカと外に立っていると
一台の白のクラウンが
うちらの前に止まり、
窓がスーッとあいた。

乗っていたのは派手なおばさん。

「サクラちゃん？」

「…はい！」

「じゃあ乗って！」

車は駅のすぐ横にある喫茶店に止まった。

━━━……「１８歳やったよね？」

席についてから、
おばさんに聞かれた。

「……はい」

あたしとリカはうなずく。

「はいＯＫ！

じゃあこの紙に名前と住所書いてね(´∀｀*)」

「……はい」

うちらは素直に書いて差し出した。

おばさんはあたし達の書いた紙を見て驚いたように
「Ｍ町！？

遠いねー
車で来たん？」

「はい」

「大体うちの宴会コンパニオンの仕事は西限定になるんよね。
大丈夫？」

「………はい」

雰囲気に押されて、
あたしはうなずく。

「じゃあ早速今週の土曜から入れる？」

「はい……」

またまたうなずいてしまうあたしとリカ。

「後ね……
良かったらでいいんやけど私、スナックを経営しとんやけど人出が足りんくて
宴会の仕事が終わった後にそこに入ってくれたら
嬉しんやけど」

「…………え」

水商売！？

予想だにしない話。

嫌だ！！

「………でもあたし達お酒飲めないし」
あたしは言った。

「それは大丈夫。
飲めん子もおるから」

「水商売やったことないし」

「大丈夫大丈夫！

みんな最初はそうなんやから」

「………………」

言い訳がなくなり、
押しに弱いあたしとリカはついにＯＫしてしまった。

━━━……
「お前らに水商売なんか
できるんかあ！？」

おばさんとの面接が
終わってから田川くんに
事情を話すと
田川くんはからかうように言った。

「簡単やろ！
酒つくってオッサンの相手すればえんやろ」
とリカはあまり気にしていない様子。

あたしもリカが一緒ってことでさっきみたいな不安感や緊張はなくなってた☆

毎日働くわけじゃない。

その日手伝いに入るだけだし

そう、
この時はそう思ってたんだ………