海斗との四年間

君といた四年間
とても短くて
思い出の詰まった
四年間でした。

海斗、小説にして
ごめんね
海斗のお母さんが
書いてみて。ゆーて
きたんやで！
遠慮なく書くね。
海斗が居なくなって
一年が立ちます。

美香と海斗の
切ない物語を
読んでくれたら…
天国の海斗も喜びます!

中学３年の#春休み#

｢美香…俺ガンやねん｣

海斗と付き合って
三年が立とうとしてた時
海斗からの告白だ…

『嘘でもあーゆーたら
あかん！罰あたっちゃうよ』

いつもの冗談だと
あたしは思ってた。

｢あははは!そうだな
ごめん！ごめん。｣

あたしは海斗にこう言った

『海斗しんぢゃあかんよ
こんな元気な海斗が
死ぬなんてありえんけど』

あたしが軽々しく
発した言葉。

その言葉のせいで
海斗はあたしの前で
無理しとったんだ。

春休みが終わり
クラス発表へ海斗を誘い
二人で見に行った日。
海斗に異変がおきた。

｢うぅ…う…げほげほ｣
海斗があるいてる時
苦しそうな顔で
今にも吐き出しそうな顔で
｢美香…腹痛い…
ごめんだけど家帰るわ｣
そう言って
あたしから離れた

『あたし、クラス気になるから見てくるわ

気い付けてな』

海斗を見送りあたしは
北中に走った。

*海斗…あんとき
あたしが一緒に帰ってたら
あんた助かってた？*

北中につき友達の
理恵と待ち合わせをした

｢美香…！お久しぶり｣

あたしは海斗を忘れてた…

『今日暇やったら
カラオケ行きたい！』

そーゆー事で理恵とあたしはカラオケへと向かった。

カラオケを二時間歌い
携帯をひらいた。

海斗からのメール
《なぁ？美香…俺、死ぬかもしれん。怖い。美香とずっーと
一緒にいたい。美香…会いたい！早よ来てやっ》

あたしの頭は？でいっぱい
すぐ海斗に電話をした

ｶﾞﾁｬ
【美香さん？】

海斗ではなく女の声や

【『誰やねん』】

あたしは切れる前だった

【海斗の母です。
海斗が…入院しました】

はあ？海斗が…！
ただの腹痛やろ!!

あたしは無我夢中に
病院へ走った
息切れしても苦しくても
海斗に早よ合いたくて

『海斗
おかしいやろ？』