遠愛｡｡｡E N A I

　
拓は全く気付いていない
　
私はしばらくして
もう一度べつの窓ガラスを見てみた。
　
　
(ふ…増えてる!!!!)
そう、窓ガラス一面
四方八方から男達が顔をピタリと
くっつけてみんながこちらをみていた。
　
気持ち悪くて怖くて
体がふるえはじめた…
拓。怖いよ気付いてよ…

　
サ『拓…こわい。』
私は声にならない声で
小さくつぶやいた。
　
拓はキリッと目つきが変わって
拓『はぁ!?なにがよ』
いきなり拓が
優しかった拓が…急変した

　
そしてそのまま拓は
大きなワゴン車のドアを
あけて大笑いした。
　
　
　
そして男達と少し会話して
拓『今日はあかん…!!』
と男達に言いそのまま私を家に帰らせた
　
　
　
その時私は鈍感すぎた
本当に本当にバカな女だった。

　
後で聞いた話によると
あの男達は拓の友達
みんなで私を回そうと
夜中に公園に集まったらしい。
　
そんな危ない状況だったのに
バカだから今まで知らなかった
あの男達、覗きながら
携帯を取り出してムービーも取ってた。
今でも忘れられないよ…

　
当時はドップリ拓に
ハマってしまってたから
もう拓が大好きだった。
　
けどどぅしてだろね！
大好きな人がいるのに
夢では……純一に会う。
拓と付き合ってから
よく純一と一緒にいる夢を見るようになった
　
純一………元気にしてるかな(>_<)

　
どんなに大好きな人がいても
どうして頭に純一が浮かんでくるんだろう
　
　
　
そして私はあの25日の次の日
拓と…別れた。

　
拓からの電話
そういえば26日は一回も連絡がこなく
少し心配していた。
夜、を送ると拓から返事がきた。
　
》受信
別れてほしい。
　
いきなりすぎて時が止まった。
そのまま私は携帯だけもって
慌てて家を飛び出した。
　
》送信
はぁ!?いきなりのがそれってなんなん

　
拓に電話をしたら
電話にでてくれた、
けど暗いし怒ってる。
　
なんで？？
私は涙を流しながら話した。
　
サ『嫌!!いきなりなんでなん…』
拓『お前と価値観があわん。高校生と大人じゃ訳がちゃう』
　

　
訳わからんよ…
価値観が何？年のさなんて
関係ないって言ったやん。
　
　
あんな怒鳴る拓の声
初めて聞いた………
私も諦めたくなかったけど
拓はどうしても別れたいって言い張った
　
　
昨日までとは別人。
　
　
私は処女だけ奪われ捨てられた

　
そして一方的に電話を切られ、
私と拓はそのまま連絡を
一切とらなくなった…
　
　
正直泣いたよ…
でも慰めてくれる友達がいて
立ち直りは早かった。笑