思い出を抱きしめる

初めて書きます!!
まず始めに…
【性同一性性障害】
に対して不快感のある方、理解をしようとしていない方は退出願います。

理解のある方、興味のある方、これから理解を深めようとしてくださる方々には是非読んで頂きたいです!!
あと感想などは"必ず"
感想版にお願いします!!
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少しでも読みやすいものにしたいので、ご協力お願いします★ BY:ゆう

特に何もないまま(笑)
１年が過ぎた。

でも変わったことがある。
集団生活の中で自分自身を見失った。
自分では男だと思っていても扱いは女の子。
いくら足が早くてもいくら男みたいな格好しても。
もう男子便所には入れなかった。周りの目をきにする俺がいた。
｢ボーイッシュな子｣
として扱われる一人の女の子にすぎなかった。

しかしそれを変えるような、俺の背中を押してくれた子が現れた。

小学２年生の春。
俺のクラスに一人の女の子がやってきた。
名前は春菜ちゃん。
俺はその時おさななじみの奴とつるんでいた。
そいつもボーイッシュだった為、俺らはチビ美男子と周りに言われていた。笑

自己紹介をしてその子が
席につく。
何度か目が合ったが
気にしないでいた。
その日は学活だけだったから、みんなランドセルじゃなくてリュックで来ていた。だから気づかなかったんだろう。
俺のコンプレックスに。

何日かして、
春菜ちゃんが話し掛けてきた。

春｢はじめまして。ともだちになって！｣

ありきたりの言葉だが
なぜか積極的な春菜ちゃんに驚いた。笑

俺｢うん、いいよ！よろしくね！｣

春｢ここに来た時からｶｯｺｲｲって思ってた!!ゆう君だよね？あやちゃんから聞いたよ｣

俺｢ありがとう;;好きに呼んでいいよ！じゃあ明日ね！ばいばい｣

ませてるなーこの子。
とか思いながら下校。

そして帰ってからクラスの子と一緒に公園で遊ぶのが俺の日課だった。

―次の日―

春｢ゆう君おはよ…え!?｣

おはよえって…笑
と思いながら

俺｢おはよ！どうしたの？｣

春｢男の子じゃなかったの？｣

俺｢うん…｣

え。きまずいし!!

春｢男の子だと思ってた｣

俺｢ごめん｣

春｢ううん。大丈夫!!｣

なんで謝らなきゃいけないかわからなかった。
でも何故か悔しい。

その何ヶ月か後に
俺はその理由を知る

ある日春菜から
手紙をもらう

―――――――――
今日の放課後
トイレにきて★
―――――――――

よくわからなかった。
というより、放課後は
俺が大好きな時間!!
早く遊びたい一心で
いつもは掃除をしない俺が
誰よりもすごいｽﾋﾟｰﾄﾞで
掃除した。
先生は窓を開けて
｢今日は雷雨かな…｣
なんて言っていた。笑

そしてみんなが
下校したのを見計らい、
トイレに向かう
赤いランドセルをしょって…。
春菜は既にいた。

俺｢遅れてごめんね。｣

春｢大丈夫だよ。てか掃除するとか珍しいね!!｣

俺｢だって急いだ方がよかったでしょ？だからだよ★｣

春｢どーせ遊びたいからなんでしょ!!｣

俺｢そんなこと、あるかもね!!笑｣

春｢ひどいー!!｣

そんな会話をしてる時春菜が寂しそうな笑顔で話してきた。

春｢ちょっとショックだったんだよ。｣

俺｢…ん！？｣

春｢そのランドセル、なんで黒じゃないの？｣

俺｢わからない;;笑｣

春｢春ね、初めて見た時から好だったんだ!!でもランドセル見たら赤かったから…｣

俺｢ん～ごめん。｣

俺｢っでもありがとう!!嬉しいよ!!｣

春｢春の初恋だったのに。ゆうが男の子だったらな｣

悔しかった。
その言葉を聞いて一気になにかが抜けた気がした。
幼い俺でもわかった。食い違っていると。心と体が。

俺｢ごめんね!!｣

謝る事しか出来ない。
精一杯の笑顔だった。

すると春菜が動き出した。