私が好きになったのは彼氏の友達だった。
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#1 [☆キョン☆] 09/04/29 03:40
中学校を卒業してから、
いわゆる『高デ(高校デビュー)だ』と陰口を言われてきた私の名前はキョンです。

小さい時につけられたあだ名は社会人になった今でも呼ばれています。
歴代の彼氏も、みんなキョンって呼んでた。
今の彼氏・・・潤(じゅん)もキョンって呼ぶ。


高デと言われた高校生時代から、私は彼氏となかなか長続きしなかった。
原因なんて考えてる間もく、
好きでもない人と簡単に付き合った。

#152 [匿名さん]
読みやすい(^O^)/

⏰:09/06/14 20:03 📱:SH905i 🆔:☆☆☆


#153 [我輩は匿名である]

⏰:09/06/16 14:45 📱:SH906i 🆔:2rTQ1S.I


#154 [☆キョン☆]
ノブヤのお葬式は、学校の生徒はもちろん、他校の生徒や幼なじみなど、たくさんの人が参列していた。
私も、なんとかお葬式の場にはいたけれど、
まだ信じられなくて、
かろうじてそこに立っている状態だった。

参列者の数が、ノブヤがたくさんの人に愛されていたことを物語っていた。
ノブヤを思って、たくさんの人が悲しみ、涙を流していた。

リナも参列していた。
私は終始リナに体を支えられていた記憶がある。

⏰:09/06/19 08:43 📱:F02A 🆔:BL09jSXY


#155 [☆キョン☆]
もうノブヤはいないんだ・・・。
受け止めることが出来ず、下を向くたびに体から水分が流れ出る。

「お花を手向けてあげてください」と言われ、もう動かないノブヤの顔を見る・・・。

顔しか見えなかったけれど、そこには眠ってるだけのようなノブヤ。ただ、顔には傷やアザのようなのがあって、ノブヤの綺麗な顔は喧嘩の後の時みたいだった。
みんなと同じように、私も花を添える。

あまりに辛すぎて、もう記憶にないくらい泣きじゃくった。

⏰:09/06/19 08:49 📱:F02A 🆔:BL09jSXY


#156 [しほ]
 
 続き楽しみ(゚∀゚)
 
 
 頑張って下さい
 

⏰:09/06/20 07:42 📱:P906i 🆔:Wlw5VZrE


#157 [☆キョン☆]
ノブヤのお母さんが私の所へ寄ってきた。泣きはらした目で、今は必死に涙をこらえているのがわかった。

ノブヤ母「キョンちゃん、来てくれてありがとうね。」

私は言葉がでなくて、泣きながらひたすら頷いた。そんな私をノブヤのお母さんは優しく抱きしめてくれた。

ノブヤ母「あんなバカ息子でも、こうやって泣いて悲しんでもらえるなんて・・・。愛されてたんだね、ノブヤ・・・。」

ノブヤは確かにやんちゃだったしバカだった。だけど、友達は多いし、一緒にいたら何だかんだで、楽しかった。

⏰:09/07/07 16:11 📱:F02A 🆔:1VNM6dfE


#158 [☆キョン☆]
ノブヤのお母さんは、私にすごく大切な物をくれた。
ノブヤが使っていたZippo。
私がタバコを吸わないことは知っていたけど、私にあげたいとお母さんがくれたんだ。

私「あり・・・がとう・・・。」

泣きながらZippoを握りしめた。ノブヤが使っていた大切な物。



辛くて信じられなくて、あの日、最後に顔を見ては言えなかったけれど・・・。

ノブヤ、
どうか安らかに眠って・・・。

⏰:09/07/07 16:15 📱:F02A 🆔:1VNM6dfE


#159 [☆キョン☆]
【高3 夏】

ノブヤの死から少しずつ立ち直ろうとしていた時、またこの季節がやってきた。
直樹くんから連絡はなかったけど、支配人から直々にバイトの誘いがあった。だけど、受験勉強という理由で、プールのアルバイトは断った。
受験勉強なんかじゃない。
もう、直樹くんには会いたくなかった。
今年も直樹くんが監視バイトをすることは、他のスタッフから聞いてたから。


リナ「海行こ!海!」

リナが仕切ってくれて、私は仲良しメンバーで海に行くことになった。

⏰:09/07/08 08:55 📱:F02A 🆔:eicURCCs


#160 [☆キョン☆]
電車しか交通手段のない私たちは、かごバッグに水着やらタオルやらを詰め込み、ワイワイと出かけた。

私はノブヤのZippoをもらってから、タバコを吸い始めていた。リナも吸っていた。リナはラブラブだった彼氏と別れて、ヤケ喫煙デビューだった。(笑)


私「やっばー!!人多すぎだし!!」
私たちは近くの海の家で着替え、荷物を預けていざビーチ。持ち寄ったうきわやビーチボールを一生懸命膨らましていたけど、なかなか完成しない。

⏰:09/07/08 08:59 📱:F02A 🆔:eicURCCs


#161 [☆キョン☆]
私たちが軽い酸欠状態になっていたら、若い男の子たちが寄ってきた。

男「よかったら、これ貸してあげるよ(笑)」

男の子の手には空気入れ。でかしたと思って遠慮なくお借りした。自然と世間話になり、ナンパみたいななんとなくの流れで男の子たちの輪に誘われた。
私たちは4人。
男の子は6人だった。

少しは合コン慣れしている私たちは、楽しく男の子たちと遊びだした。
年は私たちの一つ下だった。でも大人っぽく見える子たちで、イケメンといわれればイケメンな集団。

⏰:09/07/08 09:03 📱:F02A 🆔:eicURCCs


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