落ちた女

ここに書くことは
全て私の体験談

――…現在進行形の

中傷、荒らしは
やめてください

何もなく始まりを告げた
私の人生

始まりはいつからだった？

始まりはきっと、
中学のときからだった。

元々、学校嫌いな私。
真面目に通うことなど
できるはずもなかった。

別にイジメられたりとか
そんなくだらないことは
なかったけど行かなくなった。

行っても意味がない。

頭の中でそう思っていたから。

中学2年になって
仲の良い子とクラスが
離れてしまった。

私はますます学校に
行かなくなった。

でもそのときの担任は
熱血先生と言われていて
学校を休んだ日は絶対
担任から電話がきた。

中1のときは電話なんて
欠片もこなかったのに。

その電話がうざくて
学校に行くことにした。

もちろん遅刻して。

教室の扉を開ければ
周りからの冷たい視線。

"あー、うざい"

私の頭の中には
その言葉しか浮かばなかった。

とりあえず自分の席に座り
授業を聞いてみた。

私の席は窓側の前から二番目。
背中に痛いほどの視線。
ボソボソと聞こえる声。

（なんで学校きたのかな？）
（こなくていいよねぇ。）
（しゃしゃんなっつんさ。）

学校なんかくだらない。

やっと放課後になった。
よく耐え抜いたと思う。

鞄を持って帰ろうとした。

ピンポンパンポーン
「2年3組の松田ゆう、
2年3組の松田ゆう。
職員室の茂野のところまで
きてください。」

茂野とは私の部活の顧問。
そう、私は部活に入っていた。
性格の悪い女たちが集まった
テニス部だったんだ。

茂野の呼び出しを無視して
玄関へ向かった。

玄関で靴をはいてるとき
テニス部の連中が通った。

「あれ～？ゆうちゃん
学校きてたんだぁ。」

「まぁ…。」

「たまには部活でなよ」

「や、今日ラケットないし。」

そう言って走って帰った。
あの女たち苦手なんだ。