嘘と後悔
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#1 [我輩は匿名である] 09/05/24 14:43
#8 [我輩は匿名である]
体育祭の熱も冷めきて、すぐ冬休みが来た。
友達とクリスマスパーティとかしてあっというまに冬休みが終わった。
冬休みあけに学年対抗百人一首があった。
私達の学年は6クラスあるから、1クラス1人の6人班を作って戦う。
:09/05/24 15:33
:P902iS
:OVI7aSrY
#9 [我輩は匿名である]
そしたら、私の班にあのアンカーだった人が居た。
私は思わず、
「あ、速い人。」
って口に出てしまい、焦った。
すると、その人は笑って喋ってきた。
「俺か?(笑)俺の名前、大樹やで。てか喋ったこと無いやんな?名前何?」
この時、変に近づいて来るし軽くて危なそうな人だなーって印象になった。
:09/05/24 15:49
:P902iS
:OVI7aSrY
#10 [我輩は匿名である]
よく見れば髪染めてるし、ピアス付いてるし服装乱れまくってるし…
一気に引いた私は
「…成美。」
名前だけ言って離れるように少し移動した。
「ふーん。よろしく!」
「うん…。」
正直よろしくしたくない。不良とかチャラチャラしてる人って恐いし嫌いだから関わりたくない。
:09/05/24 16:00
:P902iS
:OVI7aSrY
#11 [我輩は匿名である]
『では札を読んでいきます。静かに!』
よし。班で1位の人には景品あるらしいし頑張ろ!
…なんて思っても無駄だった。大樹の友達っぽい人が他の班の所から3、4人移動してきた。
「大樹〜。あの班おもんないから来た〜。」
「俺もー。」
「俺らこっちでやっていい?」
大樹「いいで。負けんぞ。」
…は?
:09/05/24 16:10
:P902iS
:OVI7aSrY
#12 [我輩は匿名である]
そして私達の班だけ約10人班になってしまった。
まぁ、こんな奴ら何人増えても関係ないか
なんて考えながら百人一首が始まった。
そしたら、大樹の隣に居る不良が狂ったみたいにお手付きし出した。
「ちょっと!何がしたいんですか!?」
なぜか敬語の私。
不良1「そんな怒らんでも〜」
不良2「お手付きの反則無しやで。」
大樹「話聞いとけや(笑)」
えー…
…てか、百人一首じゃないじゃん!
:09/05/25 10:23
:P902iS
:UGqK.LvQ
#13 [我輩は匿名である]
不良1「今触った中に合ってる札は…」
…ズルイ。ズルすぎる。
私だって景品欲しいんだから!
パンッ
取ったー。
不良1「ちょ、それ俺が最初に触ったやんか!」
私「ちゃんと見つけて取ったの私やし。」
あ、思わず睨み付けてしまった。
:09/05/25 10:29
:P902iS
:UGqK.LvQ
#14 [我輩は匿名である]
不良2「んな本気にならんでもええやん(笑)」
そしたら今まで黙っていた真面目そうな女の子が口を開いた。
「私達の班だけでも、お手付き反則ありでやろ?」
私「賛成!」
だって、そしたらこの怖そうな方々、違う班に行ってくれそう!
:09/05/25 10:34
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:UGqK.LvQ
#15 [我輩は匿名である]
大樹「はいはい。分かりました〜。」
不良2「俺トイレー。」
不良2はそれから戻って来なかった。
その後から、私はまぁまぁたくさん札が取れた。
景品もすぐそこ!
あと残り20枚ほどになった時、大樹がなんか知らないけど変わった。
:09/05/25 10:40
:P902iS
:UGqK.LvQ
#16 [我輩は匿名である]
パン! パン!
…え?
そこから全部大樹が取った。
不良1「スゲー♪」
大樹「俺、反射神経は良いし。あたり前☆」
なんじゃこいつ…。
そのまま百人一首は終わった。
確か2枚差で
1位…大樹
2位…私
…なんでよ!?
:09/05/25 10:46
:P902iS
:UGqK.LvQ
#17 [我輩は匿名である]
景品はシンプルなシャーペンと消ゴムだった。
なんだ、別に要らないや。図書券とかかと思ってたのに。
とか思って大樹の持ってる景品を見てたら、
「そんな欲しいんならやるよ。俺、こんなん要らんし。」
いやいや、私も要らん!
とも言えず、
「どーも。」
受け取ってしまった。
私、かっこ悪っ!!
:09/05/25 10:52
:P902iS
:UGqK.LvQ
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