～過去.～

英「帰る」

英治はため息
つきながら
エンジンかけた

「いややあぁ」

泣かんて決めとったのに
涙がでた

英「だってお前
だんまリやん
もう､い-って事やろ？
なんも話す事ないんやろ？」

「……ある…っ！泣」

英「ほんだらなんで
なんも言わんねん!!
お前本間に今日一日
考えとったんかい!!
いちいち俺が
１から10まで
質問せなあかんのかいや!!
俺今日一日思い出して
腹たって仕事どころ
ちゃうかってんぞ!!
俺が仕事しとる時間
なんぼでも考えれる
やろがい!!」

一気に怒鳴られて
返す言葉がなくて
ただ｢ごめん｣って
言うしかなかった

ほんで頭の中で必死に
整理して喋った

「今は信用してゆうても､
多分無理やと思う.
でも､信じてもらえるように
頑張るから､
何年かかっても
信用取り戻すから…」

英「だからまず
どないせなあかんの？」

英治が言いたい事が
わかった

「…店？」

英「聞いてくんなや！
俺に言わすな!!」

「店辞めます」

英「だけ？」

「携帯変えます」

英治はしばらく黙って
から言った

英「お前まだ
俺に隠し事しとるやろ.」

「……ない」

こん時かなリ
動揺しとったと思う..

これがカマかけられ
とるだけなんか､
本間に言っとんか
それでパニくってた

英「本間にないん？」

「うん､ない」

英「………はあ..

んなら､
さよならやな」

「…いやや…」

泣きながら言った
でも英治は呆れとった

英「お前な､今から信じて
ほしんやったら.
なんで早速隠し事すんねん.
嘘つくねん.
このままやったら信用できん
もう無理やわ…」

うちは黙って泣いた
泣きたくなかったけど
１番知られたくない事を
多分英治知ったんや…

英「俺なぁ…
昨日一昨日で
お前の事めっちゃ聞いてん

知らん方がよかったわ.

最後に聞くけど.
隠しとる事言え…」

「…ぅう､
…ごめんなさい
ごめん…

……うち薬しとる..」

もう涙止まらんくて
洪水の様に泣いてたわ

今になると今いちなんでか
わからんけど

きっと離れるの嫌なんと
怖さのハ-フ＆ハ-フ
やったんやろう・Аｗ