～過去.～

「本間にしらんの？
信じていん？」

あ「しらんて…」

「信じとるから…」

うちはそれ以上なんも
言えんかった｡

まだ信じとったから｡

あやは帰った｡

車に戻ったら２人に

「帰していんか？
うちら行くで？
絶対しっとるて！」

って言われたけど

「…い-ねん｡
足廻してもらって
ごめんな｡
うちが頭下げるわ…
あのこは許したって」

２人は納得行ってない
みたいやったけど
うちの言う事聞いてくれた｡

直接まい詰める事にした｡

夜まいが言うてた
クラブにみなちゃんと行った｡

行きの車で英治から
電話があった｡

英「なにしとん？」

「テレビ見とる｡」

英「ふ～ん｡
なに見とん？」

「なんでもい～やん｡」

英「冷たっ！
もう会いに行ったらんで～」

…こいつうちが
なんも知らんと思って｡

うちは普通接した｡

「いやや｡
え-ちゃんなにしとん？」

英「今クラブ行きよる～
覗きに行くだけやからっ！

ほなまたかけるわなあ～」

妙に機嫌いい…
ばれかけなん
わかっとんかな｡

それから目的地に
到着した｡

クラブ入ろと思ったら､
クラブの外に英治発見｡

「うわっ英治おるっ」

み「うせやん！？
今行ったらキレられるやんっ」
「ちょっと待とかっ」

み「うんっ」

うちらはしばらく
遠くから様子見とった｡

まいはおらんかった｡

何分かしたら
英治は中入らんと､
帰った｡

「おしっ行こかっ」

み「おうっ」

クラブの前に着いて
入ろうとした｡

したら…

ちょうどまいが出て来た｡

知らん男と一緒に…

手繋いで…

えっ？
なんで？

２人で顔見合わせた｡

でも行ってまいよるから
とりあえず引き止めた｡