～過去.～

うちは英治の顔見れんくて､
見たくなくて､
窓見つめとった｡

英「おいっ
こっちむけや｡」

「は？なんでやねん」

英「なんやねんその態度！」

「あんたこそなんやねん！
その態度｡うざいねんけど」

英「はあ!?
なめとんか､
お前が先に裏切ったんやろ！」
急に逆ギレされた｡

「今あんたの話やろ｡
で話てなんやねん｡
はよ終わらせて｡」

英「お前調子のんなよっ
お前がトピしとん
知っとんねん」

うちはそんときＣ-BOXで
トピたてとった｡

至って普通の内容やし､
やましい事なんもない｡

「だからなに？
てかなんでまいなん？
うち友達だけはやめてって､
昔ゆうたよな｡」

英「お前に仕返ししたくて､
まいとヤッたんや｡
お前が先に裏切ったから､
別に誰でもよかったけど､
お前が１番傷つく相手
選んだんや!
まいに別に感情移入してへんし
ヤッただけやし｡」

頭が真っ白なった

最低やなこいつ｡

仕返し？

今までなんやったん？

いつから仕返し
したかったん？

全部嘘やったん？

なんも言えんくて､
悔しくて､辛くて｡

いつの間にか
泣いてた｡

英「俺がお前に､どれだけ
尽くしたかわからんか？

お前のために､
なんかしたりたい
って思っとった｡

もう１回信じよ思たのに､
その気持ち裏切ったん
お前やからな｡

まい全然好きとかちゃうし､
あいつも最近裏切ったし｡
どうでもええけど」

英「嫁にだって
こんな色々した事ないのに､
お前にはしとったやんけ｡」

こいつ…
開き直った上に
恩着せがましい｡

「何を裏切られる事
あんねん｡
なんなん付き合っとん？」

英「は？
付き合うわけないやん｡
あんなけつ軽いの｡

俺んとこのネタしか
買わへんゆうたのに､
ほかで買いよってん｡

そ-ゆ-奴もうざいからな｡」

「しょおもな｡
てかあんた人の事
軽いとか言えんやんけ｡」

英治の顔が見れんくて､
言葉のひとつひとつが
胸に突き刺さった｡

そん時丁度
みなちゃんから
電話がかかって来た｡