～過去.～

そんなんで
怒りが収まるわけがない｡

腹たって手に
持っとるペットボトル
顔面に投げた｡

泣きながら謝ってきた｡
正直うざい｡

こっちが泣きたいわっ

このままぢゃ殺して
まいそうやから
あやと変わった｡

あやは部屋入るなり
タバコに火つけた｡

その態度に
再び怒りが
込み上げてきた｡

「ちょお自分､
この状況でよ-たばこ
吸えるな｡
どない思とんねん｡」

あ「隠しとったんわ
悪い思とる｡
ごめん」

あやに裏ぎられるんは
本間にショックやった｡
信じとったからかばったのに

なんか本間に
虚しくなってきた｡

この前まで心の支えやった
友達に裏切られて｡

あやとは１０年くらいの
付き合いになんのに｡

うちは裏切った事なんか
なかった｡

あやは本間に穏やかで､
優しくて､思いやりがあって､
いい子やったのに｡

今はこんななってもて｡

こん時は理由なんか
まだわからんかった｡

シャブだけは手出さん子
やったのに､

この時既にもう
抜けられんでおるなんて
知らんかった｡

うちはなんで変わったなんか
全然わからんかった｡

あやの変わり様に
悲しくなってきて
もう話せんくなった｡

「今日は帰っていいで」

２人は一言謝ってから
帰った｡

２人が帰ってから
涙とまらんかった｡

あやに本間ショックやった｡

まいはだらし無いとこ
昔からあったけど｡

なんでこんな事なったんやろ｡

うちが悪いんかな｡

友達信じて

男愛して

結局裏切られたんわ

うちが全部悪いんかな…

終わったら電話して
言われてて
英治にかけた｡

「終わったよ～」

英「んぢゃ恭平んちおるから､
持って来て♪」

「はいはい
わかった｡」