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#1 [IRU] 09/06/17 20:19
1987年11月27日



難産の末、
わずか1508グラムで
産まれた女の子。



イル。

#164 [IRU]
「めんどくせぇから言うけど。隆一と別れて。」

「嫌です!!」


彼女はさっきまでの
気弱な声じゃなく
はっきり言った。


「そんなに好き?」


「はい。」

⏰:09/06/23 12:37 📱:F905i 🆔:VGqhWLts


#165 [IRU]
この子はまだなにも知らないんだ。
一番かわいそうなのは
この子だ。

でもね
あたしも愛した男だから彼女じゃなくても
浮気相手でもなんでも
意地で隆一にしがみついてきたんだよ。
どんだけ彼女の話されても耐えて耐えて。
笑って陰で泣いて。

もし逆の立場だったら
あなたはそこまでできますか?

⏰:09/06/23 12:40 📱:F905i 🆔:VGqhWLts


#166 [IRU]
「わかった。ごめんね。
もう連絡しないから。
最後に隆一と話させてほしい」



彼女は隆一に変わった。

⏰:09/06/23 12:41 📱:F905i 🆔:VGqhWLts


#167 [IRU]
「あはははは(笑)ちょっとこれ修羅場じゃん(笑)どーしてくれんのよ(笑)」


「あははは(笑)まじごめん(笑)やられた(笑)」


こんなやりとりだった。

だってわかってた。

お互い離れることなんてできないんだから。

⏰:09/06/23 12:43 📱:F905i 🆔:VGqhWLts


#168 [IRU]
彼女に変わり

「ありがとう。仕事頑張ってね。」


そんなことを言った。


「はい、ありがとうございます。それじゃ」



修羅場は終わった。

⏰:09/06/23 12:45 📱:F905i 🆔:VGqhWLts


#169 [IRU]
それから二時間後
隆一から着信。

ほらね。
まだまだ甘いね。


だけど
あたしは彼女がかわいそうで気になってた
だから自然と離れていった。
余計なことを考えないようにあえないように
バイトをつめこんだ。

⏰:09/06/23 12:47 📱:F905i 🆔:VGqhWLts


#170 [IRU]
そのころ
あたしはまだいよ君たちと飲み会やらなんやら
していた。

いよ君、関根、恭ちゃん、ひろ

この4人とは特に仲良かった。

⏰:09/06/23 12:49 📱:F905i 🆔:VGqhWLts


#171 [IRU]
あたしは隆一のことがあってから信じるのが怖くて上辺だけの付き合いをしてた。


軽い女に見せたかった。

なぜかはわからないけど。
もう本気になりたくない。

⏰:09/06/23 12:51 📱:F905i 🆔:VGqhWLts


#172 [IRU]
ひろは同じクラスに彼女がいた。
ちなみ。あたしも仲良かった。
数少ない女のタバコ仲間。


そんな遊び回るような毎日を繰り返していたある日。

あたしは酔いのさめないまま恭ちゃんに抱かれた。
7月の終わりだった。

⏰:09/06/23 12:53 📱:F905i 🆔:VGqhWLts


#173 [IRU]
付き合うことになった。好きとかじゃなくて
セックスしたし、お互いフリーだしセフレなんて世間体悪いからって
2人で出した答えだった。


周りはみんな祝福してくれた。

いよ君も。

⏰:09/06/23 12:55 📱:F905i 🆔:VGqhWLts


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