高校の頃

自分が高校の頃の話です。
気長に書きますんで気長に読んでください。

俺の中学の恋愛は…

話をしようとした途端、祐司が割り込んできた。

祐司「こいつの恋愛はつまんないからパスしようぜ？な？」

皆そうなんだ、とたいして興味がないらしく流してくれた。

このとき、俺は祐司に感謝した。あまり思い出したくない悲しい思い出だから。

それは２１になった今でも忘れられない出来事だったから。

そして、由佳の番がきた。
俺は由佳がどんな恋愛をしてきたのかとても興味があった。

由佳「私の恋愛話かあ…」

北村「由佳ってそんな恋愛話ないよね？」
原田「んー確かに。」

いや、お前らどうでもいいから。由佳の話聞かせろし。

由佳「私ね。好きな人がいたの。中１からずっと好きだった人。でも上手く話せなくて、結局そのまま卒業しちゃって。その人は県外の高校行っちゃったから連絡先も分からないんだあ。…ってかんじ。ね？つまんないでしょ？(笑)結局片思いで終わっちゃったの。」

なるほど。
ならば俺にチャンスはあるな。

と勝手に思い込んでる自分がいた。

俺「じゃあ今は好きな人とかいないの？」

俺は思い切って質問した。

由佳「んー…この人いいなって思う人はいるよ♪」

………俺！？
それって俺なんか！？

根拠のない自信が生まれた。この時の自信が後に大きな失敗を招くことを俺はまだ知らなかった。

花火から１週間…

俺は思い切って由佳をデートに誘った。

To:由佳

おっす！
部活お疲れ(^^)

今日も暑かったな!

あのよ、良かったら今度映画でも行かない？

ってな感じでメールを送った。ちなみにその時祐司宅に泊まっていた。

祐司「さてさて、何て返ってくるかな？」

俺「…やべー。まじ緊張してきた。。」

祐司「もしＯＫもらったらお前服買い行けよ！お前のファッションだせーから(笑)」

俺「…おめーよかマシだと思うけど？笑」

祐司「お前ジャージしか持ってねーくせに俺に物申すなよ！」

んなことを話してるうちに俺の携帯からMr.Childrenの『Ａｎｙ』が流れた。

受信:沢田由佳

俺「きたーー！！！」

祐司「なんてきた？！」

俺「えーと…
【おっす！映画かあ…いいよ♪２人で？】
だって！」

祐司「もちろん２人に決まってるよな！」

俺は少し悩んだ。

俺「でもよ…由佳は２人じゃ嫌とか言われたらどうすっぺ…？」

祐司「したらＷデートでもいいじゃん♪つーかお前は２人がいいんだろ？」

俺「そりゃそうだけど…」

祐司「じゃあとりあえず言ってみろよ♪」

俺「…おう。」

由佳にメールを送った。

To:由佳

おう！２人で行きたい！
…いいかな？

当時の俺としては勇気あるメールだった。