～最愛の人～

～感想板～
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あなたがいなくなってから
もうかれこれ１年たちます

桜が舞う日

君の瞳には私じゃない

あの人がいたね

桜舞う季節
あなたを初めてみた日

私は１６歳で
あなたは１８歳
同じ学校だったね

入学式

あなたは気づいていなかったけど
かっこいい先輩がいる
そう皆噂してたんだよ

だからあの日
あなたをみたんだ

｢なあ！かっこいい人いるんやって！
一緒に見に行かん！？｣

｢暇だしいいよー｣

親友だったまみにつれてかれ
桜の木の下で友達と話してる
あなたをみました

すごく怖そうで
髪は金髪
口と耳に計７このピアス
制服は来てなくて私服

怖いというイメージが
あると思うけど私は違ったんだ

あなたの笑う仕草や
髪をあげる仕草
全ての仕草が愛しくて
胸がキュンってなる

見とれていると
あなたの友達が気付いたみたいで
私達に声をかけてきた

｢君らなにしてんの？｣

一見チャラそうにみえる
通称けんちゃん
はかなりの真面目君

見た目と違ってすごく
優しくて私のお兄ちゃん的
存在となっていく

｢あの…その…ごめんなさい！｣

｢ちょっ…まみっ待ってよ!｣

まみは自分だけ逃げていき
私をおいていってしまった

そんなまみの後を追いかけよう
とした私の腕を捕まれた

ぐいっ

｢へっ？｣

｢あの子のメアド聞いといて｣

けんちゃんにそう言われた

すごいよね

こんなこと中々ないよ

でも…

まみとけんちゃんは
最初から両思いだったのに

私のせいでふたりは…

まみ…
けんちゃん…

ごめんなさい

こんな私を許してくれる
人なんていないよ…

ごめん…

｢わか…りました…｣

いきなりでびっくりした

でもけんちゃんとその日
少し話をしてアド交換を
して教室に戻った

教室に戻ると
クラスの目が私にむいた

教室に入ると

｢なぁなぁ！何を要先輩とけんた先輩と話してたん！？｣

｢アド交換しとらんかった！？｣

それはもうすごかった

けんちゃんだけと話してたけど
こんなことだけですぐ
噂になっちゃうんだから

その日は噂で持ちきり

まみとやっと話せたのは
放課後だった

｢けんた先輩が
まみとメールしたいって｣

簡潔にいうとまみは
赤面してうつむいていた

そんなまみが

可愛いと思った

｢あたし…けんた先輩のこと…
前から知ってたんだ｣