世界一のばあちゃん

私のばあちゃんの話です.

文才もなければ
話もよくわからない部分が
あるかもしれませんが

大切な人が亡くなるってのは
どうなることか.
自殺を甘く見ないで欲しい.
このふたつをわかってもらえれば
私には充分です.

実際あまり覚えてないけとが多く
曖昧ですが
どうぞお付き合い願います.

ばあちゃんはトーストとコーヒー.
じいちゃんはトーストとコーヒーと
健康のためにサラダ.
キュウリとレタスとトマトで
マヨネーズがかかってるサラダ.
毎朝ばあちゃんが
トマトの皮をめくっていた.
じいちゃんはトマトの皮がきらい.
小学生のころ、ばあちゃんに
なんでトマトの皮をめくるのか聞いた.

毎朝、毎朝、毎朝、
何年も何十年も
この机でこのマグカップで
ばあちゃんとじいちゃんは
コーヒーを飲んでたんだね

ばあちゃん‥

葬式が終わって
ひとりで煙草吸いに行った.

葬儀社みたいなとこって
いつもはちきってひとりじゃ
うろちょろできないけど
このときは自然とひとりになりたかった

煙草吸いながら
ぼーっとしてた.ただぼーっとしてた.

部屋に戻るとばあちゃんは
木の箱の中.

明日にはばあちゃんは骨になるんだ.

そう思うと悲しくて
箱にいるばあちゃんには届かないけど
精一杯箱を抱いて泣いた.

ばあちゃんはきれいな顔で寝てた.
化粧もされてて
元気なころのばあちゃんに戻ってた.

でもみんな寝てたし
ももが悲しいってゆったら
じいちゃんがもっと悲しいから
泣き声我慢してた

起こすといけないから布団行って
いつの間にか寝てた.

次の日はあんま覚えてない

ばあちゃんに最後の贈り物ってことで
手紙書いて箱の中にいれた
じいちゃんが
「ばあちゃんは
あいちゃんとゆうちゃんからの物が
一番嬉しいんだよ。」
って泣きながら
私と弟の手紙をばあちゃんから
一番近い場所に置いてくれた.
私は泣きながらみんなに花を
添えてもらってるばあちゃんを見た.
ほんとに何回も言うけど
きれいな顔だった.

ばあちゃんのことを車に乗せるために
じいちゃん、まま、弟、
おじちゃん、おばちゃんで
並んで歩いてるときは悲しかった.

泣きながら歩いた.
ほんと歩く方向ぐちゃぐちゃになってた.
ばあちゃんが骨になって
泣いた.

そっからの記憶がない.

どうやって帰ったとか
それから一週間くらいなにしたとか

ばあちゃんがいまでも大好き.
世界一のばあちゃん.
料理も世界一.
編物も世界一.
怖さも世界一.

私のばあちゃんは世界一のばあちゃん.
私の中で一生変わることはない.

終わらせました.
誰かが何かを感じてくれたら
嬉しいです.

私は携帯が接続できなくなる状況に
よくなるので短編の方がいいかな‥と

わかりにくかったらすいません

よかったら､暇つぶしに
私の世界一のおばちゃんのため
どれだけの悲しみを家族が感じたか
それ以上にどれだけばあちゃんを
みんなが愛してるかを
見ていってやって下さい

あと､自殺を考えてる人
なかにはいらっしゃると思います

やめて下さい.お願いです.

自殺をすればあなたの家族も
私たちのような深い悲しみを背負います

死､というものは辛いです.
ですが､自殺はもっと辛いです.

なぜ？どうして？私のせいだ‥

これしか頭に過りません.

もう一度､家族の顔をひとりひとり
思い出して下さい.

以上.
ここまでお付き合いいただいて
ありがとうございました

完結お疲れさまでした。
いまはおじいちゃん大切にしてあげてください。おばあちゃんにしてあげたかったことなどしてあげたら、おばあちゃんも喜ぶとおもいますょ。