あたし恋愛.

若かりし頃、
中学時代。

「コラ～！そこの四人組！また遅刻かー！」

当時、
毎日先生に
怒鳴られてました。

あたし達四人組は、
同学年の女子の中で
少しズレてたとゆうか
今思うと生意気な
生徒でした。

「朝から坂上うるさいねー。」

ある日、

休み時間に結衣に
いきなり言われた。

「ねーねー、週末に祐貴と大地、浴衣買いに行くらしいの。まどかも智絵も予定入ってるみたいで行けないらしいんだけど、れい空いてない？２人で行かせたら変なの買ってきそうで嫌なんだよね～。」

「あたし空いてるし全然行く行く！」

浴衣かぁ。
もうすぐ夏祭り
だもんね。

当日。

「れい～！」

集合場所につくと
浴衣と祐貴くんが
仲良く待ってくれていた。

「ごめん、待った？」

大地くんはまだ
いないみたい。

「全然～！大地ももう来ると思うんだけど。」

「大地のやつ、今日張り切りすぎて寝坊してんじゃねーだろうなぁ」

祐貴くんの言葉に、
？？？
となりながらも
大地くんを
待つこと３０分。

「すまん！待った？」

「「おそーい」」

ブーブー言う２人と、
無言のあたし。

「れいちゃんごめんね！」

いやいやあたしは
何も言ってません…。

「おめーなんでれいちゃんにだけなんだよコラ」

「じゃ！行きますか！じゃあ大地たち、また後で合流な！」

え！？

大地くんが合流したとたん、祐貴くんと結衣が２人でその場を離れていく。

「え、ちょっと！結衣～！？」

聞こえてるはずなのにそそくさと行ってしまう。
何をたくらんでんだか…。

そして、

その場に残された大地くんとあたし。

「さて、俺らも行きますか？(笑)」

ちょっと困った様子で歩き出す大地くん。

「そだね。」

２人っきりだし、相手は男だし、やんちゃなの丸出しな格好だし…。

彼氏なんてできたことなかったあたしは、どんな距離で歩いていいのかもわからずに、テンパってました。

大地くんだって、あたしとじゃつまんないだろうに…。

「なぁ、喉乾かねぇ？あそこ！アイスクリーム食おうぜ！」

すごい緊張してたけど、無邪気な大地くんの態度で徐々に２人きりってゆう状況に慣れた。

「れいちゃんの一口ちょーだい。えい！」

「あっ！ちょっと、とりすぎだよ～あーああたしのアイス…」

「ハハハ、うまー！」

こうやって２人でいたらあたしたち…端から見たらカップルって思われてるかなぁ？

なんて、少し浮かれている。

ダメダメ、あたしにはヒロくんってゆう好きな人がいるんだから！

「浴衣何色にする～？」

「俺なんでもいー。れいちゃんの何色の浴衣着てくの？」

本題の浴衣選び、大地くんはめんどくさそう。

あたしは何気に少し楽しかったりして。

「れい…れいちゃん？わ！大地も！！」

後ろからそう聞こえた。

「ヒロ！」

「…ヒロくん！」

なんと、そこにはヒロくん。

一緒にいるのはお兄さんかな。

「何お前ら、デート？(笑)」

ヒロくんがまた勘違いをする。

「まっ、そんなとこだな(笑)」

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